コロナ・ワクチン後遺症による高血圧について
コロナワクチンではさまざまな副反応が報告されているが、あまり注視されていないが気を付けるべきなのが「血圧上昇」である。
血圧は病院で計測した場合「上（収縮期血圧）120㎜Hg未満/下（拡張期血圧）80㎜Hg未満」が正常の範囲とされる。上140以上または下90以上になると「高血圧症」と診断される。
血圧が高くなると、心臓が血管に血液を送り込む際に大きな力が必要となり心臓や血管に大きな負担がかかる。それにより血管の内壁が傷つき、動脈硬化やこぶ（動脈瘤）が出来やすくなる。
これにより狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤や大動脈解離などの心臓血管病や脳卒中といった命の危険もある病気につながってしまう。
そんな血圧が、新型コロナワクチンの接種後、大幅に上昇するケースが報告されている。ある循環器内科では、血圧をコントロールできていた患者がワクチン接種後、上の血圧が180前後、下が130まで上昇するケースが何人にも見られたという。
上180以上または下110以上という数値は「Ⅲ度高血圧」に該当し、放置していると心臓血管や脳血管病で死亡するリスクが正常範囲の人と比べて、約10倍になるとのデータがある。
東邦大学名誉教授で循環器専門医の東丸貴信氏は以下のような見解を述べている。
「ワクチン接種による高血圧のはっきりしたメカニズムはわかっていないが、mRNAワクチンが体内で作り出すスパイクタンパク質が関係しているのではないかと考えられる。生成されたスパイクタンパク質は、細胞の表面にある『ACE2受容体』に強力に反応し、細胞膜でのACE2の発現が低下する。ACE2には血圧を上昇させる作用を持つ生理活性ペプチド『アンジオテンシンⅡ』を分解する働きがあるので、ACE2の低下により、アンジオテンシンⅡが増え、血圧が上昇する可能性が指摘されている。ただ、それでも接種直後の急激な上昇は説明できていない。」
権威ある医学誌「Hypertension」（2021年7月号）でも、スイスでの血圧上昇の症例が報告されている。
因果関係はわからないが、ワクチン接種後は血圧が大幅に上昇するリスクがある為、接種後は血圧をきちんと把握することが身を守るためには大切だ。
「元々、血圧が高めで降圧剤などを服用している人はもちろん、そうでない人も、ワクチン接種後は朝晩2回血圧を測ることを勧めます。ワクチンによってスパイクタンパク質が作られているのは1週間前後までといわれていますから、その期間はより注意したほうが位良いでしょう。血圧が急上昇している場合は、すぐに医療機関を受診してください。」
こちら、コロナ・ワクチン後遺症クリニックでイベルメクチンや点滴治療等
を取り扱っているクリニックです。ご参考まで
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