桜桃忌なので、檀一雄氏の小説太宰治の巻末の「さみだれ挽歌」を訳した物を載せます。 以前オプチャの中学生からお願いされて訳した物です。檀一雄氏の詩の後に私が訳した…
キジねこ
2023年6月19日 09:20
桜桃忌なので、檀一雄氏の小説太宰治の巻末の「さみだれ挽歌」を訳した物を載せます。以前オプチャの中学生からお願いされて訳した物です。檀一雄氏の詩の後に私が訳した物が続きます。『さみだれ挽歌』むかしわれきみと並びて 書もたずそが手のうへに質草のくさぐさうだき 銀杏生ふる朱門を入らず学び舎の庭に入らずよれよれの角帽かむりいづこぞや大川端の おどろしき溝蚊 (どぶか) のほとりいきぐ