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合ってる?

合っているか、が気になる。
何かをしようとするとき、したとき、
私の選択は正しいのだろうか?正しかったのだろうか?
この答えは「正解」なのだろうか?
 
たぶん学校教育の影響なのだろうと思う。
先生に質問されて答える。
テストの設問に対して解答を書く。
評価される。
〇か×か。
それが頭と体に染み付いてしまって
何かするときついつい合っているか?考える。
身動きが取りにくくなる。
 
ゴリラ研究者の山際寿一先生が書かれていた。
世界は実は正解が幾つもあるもので満ちていて、
必ずしもたった一つの正解に至らなくても、
決定的な不正解でなければよいのだ、と。
 
料理家の辰巳芳子さんが書いておられた。
戦地に赴く婚約者と結婚式を挙げた。
その人は帰ってこなかった。
結婚したことが正しかったのか、
ずっと分からずにいたが50年経って
その人が戦死した島に行った時、
結婚してよかったのだと分かった、と。
 
実は正解はたった一つではなくて、
正しいかどうかがすぐには分からないことも沢山ある。
考えて、選んで、やってみること。
私が思い込んでいるよりも世界は大きい。