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歩道の傍に40cmほどの高さのコンクリートに囲われた、植え込みがあった。 小さな男の子が…
小ぶりの土鍋でご飯を炊いて、小さな両手鍋で味噌汁を作る。 味噌汁の具は、家にあるもので。 …
晴れた日、道を歩く。 赤い椿の花。 白い梅の花に、赤い梅の花。 淡い黄色の水仙の花。 枝垂れ…
店の外に出る。 黄昏時の西の空に、糸のような月。 そばにいた知人が「わぁ、全部見えるの珍し…
知人が職場を変わった時、以前の職場との違いに、大いに戸惑った。 驚きの連続だったという。 …
コーヒーが苦手。 香りは好きだが、味が好みではない。 苦い。 そしてカフェインも苦手。 みご…
朝から曇り空だった。 午後から車で出掛ける。 途中でしとしとと雨が降り出す。 しばらくして雨足が強まったと思ったら、フロントガラスでパチパチと弾けるつぶつぶ。 霰だ。 しばらく行くと勢いが増した。 バチバチバチバチとフロントガラスを叩いて弾ける。 これは雹かな? 目的地に到着する頃に一旦止んだ。 もくもくとした雲は多いが、青空が広がり、日が差す。 陽光にほっとする。 用事が済んだ時も、まだ日差しはあった。 車で再び走り出したら、空全体に暗い雲が広がり雨が降り出す。 西の空に
知人は美術が大好きで、自分でも作品を創るし、観にも行く。 市内にある美術館の年間パスポー…
行きつけの八百屋さんに入ったら、店主さんが中年の女性と話をしていた。 親しげで楽しそう。 …
もう随分と前、週に1回通る道があった。 道沿いには、大きな病院が建っていた。 通りに面した…
午後遅く、電車に乗って空いている席に座った。 向かいのシートに、お父さんに抱っこされた赤…
マンションの植え込みの脇を通り過ぎかけた時、 ひとつの樹木に目を奪われた。 すっかり葉を落…
部屋に入った時、赤ちゃんはおっぱいを飲んでいるところだった。 ちらっと見ては、飲むのを止…
花屋さんの前を通りかかったら、店先に置かれたバケツに、どさっとチューリップが入れられていた。 赤、黄、ピンク。 まだどれも、ぎゅっと蕾の状態。 優しい緑の葉と茎に、淡く覗く花の色。 やわらかな春の兆し。