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部位別運動学:股関節(大腿骨の構造と機能)

こんにちは!
理学療法士の異端です!
引き続き股関節について書いてみたいと思います!

大腿骨は人体最大の骨で、股関節の遠位関節面を形成しています。

【大腿骨頭】
成人の大腿骨頭といえば、約2/3が球体で形成されているのが有名です。ただし実際には
「完全な球体ではない」
ようです。
これに対し関節面の軟骨がより球状の形態を与えています。

レントゲンでは軟骨は写りませんから、大腿骨頭がやや平坦にみえてしまうのです。

また、股関節は関節軟骨により良好な適合性を持っていて以下の2つよりもたらされています。

①股関節の可動域全体は互いが接し合う(寛骨臼及び大腿骨)広い領域が与えられている。
→荷重によってかかる負荷はこの広い関節面で分散できてしまう。(応力の軽減)

②関節軟骨による適合性は関節の安定性をもたらす。

です。
関節軟骨って意外といろんな機能を持ってますね!

【大腿骨頸部】
大腿骨頭頸部も運動学的な要素があるのはご存知でしょうか?

寛骨臼と同様、大腿骨頭と頸部の位置関係は関節可動域と体重負荷に影響を及ぼすとされます。

前額面では大腿骨頸部と大腿骨頭がなす角度である頸体角が125°いわれています。
横断面では、大腿骨頭は前方へ突出していて、大腿骨顆の面に対して大腿骨頭頸部は約15°の角度を形成しています。→いわゆる前捻角

この角度って何に使うかって話ですよね🤔

教科書上ではいろんなこと言われてますが、、
理学療法士として使うならROMです。

「え?ROMでどう使うの?」

って話ですよね。
それはまた今度🙋‍♂️

では!

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