七福神日誌4

十時起床。
引っ越しの詰め物を最終確認して、コンビニで昼食の買い出し。アート引越センターのトラックが十二時にやって来る。
若い三人組のチーム。みな好青年の印象。
妻とからあげクンレッドを食べながら仕事ぶりを見学する。快活に声を飛ばし、てきぱきと三十分ほどで作業を終えて爽やかに去って行く。
神奈川から兵庫への移動で十八万円。
受け取りは妻の実家で、明日八時の予定。
空っぽになった家を掃除して管理人を待つ。
妻はこの隙にパーマを直してくるといって、急遽先日の美容院に出かけていった。
昼食に焼きうどんを食べる。妻が食べるはずだったホットドッグもいただく。クッキーもあったので食べた。
新たな環境に備えて、少し太っておきたいという思い。
新幹線で読むのに荷物から出しておいた中上健次の『日輪の翼』を読み進め、窓辺が温かくていつしか昼寝をしていると、パーマをとった妻が帰って来る。
元通りの丸髪に尻尾がはえたような髪型で、これはウルフカットというらしい。
駅前でケバブを食べてきたといって床に寝転ぶので、一緒に寝転がってうたた寝。
夕方、現れた管理人に部屋の鍵を返却。
大船を後にする。
新横浜から新幹線で大阪へ向かう。
二十二時頃着いて、福島の居酒屋で社長と夕食。今晩も焼き鳥。
妻の実家のリフォームがまだ完了していないため、本日は大阪で一泊。

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