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娘が「かさこじぞう」を音読した話

先ほど、娘(小2)が宿題で音読をやっていました。
3学期になり、新しいページの音読です。
「かさこじぞう」
「今日は1の場面だけ読むよー。」と言い、音読が始まります。

結構、上手でした。
言葉もはっきり聞こえてきます。
その音読を聞きながら、昔のことを思い出しました。

私は、教師としては小学校採用で勤務が始まり、初任者の頃は小学校2年生の担任でした。当時、初任研では「国語」のグループに入り、定期的に指導案を作成して授業実践をしたり、初任研では国語の講話を聞いたりしました。
初任者としてのまとめの授業は「かさこじぞう」の単元でした。
冬休み前から教材研究をしました。
何度も何度も教科書を読み返し、
研究ノートに視写・字注をしました。
そして、バスケットボールとバケツに灰色の布を被せて大きな地蔵を作り、教材室にあった「かさこ」と買ってきた白い綿を使ってまるでかさこじぞうの場面が教室にあるようにしながら授業をしていました。

・じいさま、ばあさまの心情に迫ることができるように、教科書の表現にこだわって読み進めることができるような発問。
・かさこを被せる実演ができるようにしながら子どもたちの関心を惹きつけようとしました。

たくさんの時間と労力をかけて作った授業。
きっと大変だったのだろうけど、それだけ力を注いで授業を作ったという経験が次の実践に生かせるようになりました。
初めてのクラスの子どもたち。
忘れるはずなんてありません。
その子たちと作った「かさこじぞう」の授業。


娘よ。
クラスのみんなと、先生と、素敵な授業を通して良い学びができるといいね。
応援しています。

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