見出し画像

ミライシードSUMMIT2024

おはようございます。
中学校教員、うたういぬです。

私の自治体はベネッセのミライシードを活用しています。
私も、自分の授業では毎時間「ドリルパーク」を活用しています。
デジタルドリル、本当にすごい!

先日、ミライシードSUMMIT2024が開催されました。
東京では参集形式でしたが、私は自宅からオンラインで参加しました。

トークセッション
→素敵なお話が聴けました。

表彰校の発表
→学校全体で狙いを定めて研究していた点が素敵!

実践発表
→先生方の熱がすごい!話も面白い!


ミライシードにおいて、算数・数学の授業の価値とは?

ミライシードを活用した実践なので、ICT活用、自由進度学習、デジタルドリル、タブレットを活用した意見交流、発表やプレゼンといった内容の授業実践がよく紹介されていました。この日の発表では、算数・数学の授業の実践が多くあったので、自分なりにまとめつつ、価値づけしてみようと思います。

デジタルドリル

計算問題を中心にデジタルドリルとしてよく活用されているのが、算数・数学です。プリントで実施する練習問題やテストとは違う良さを考えます。

◯即時の採点・フィードバック
◯個に応じた内容、進度
▲図形の作図等、紙の方が良い場面もある

算数・数学においても、まず知識や技能の定着は重要な点です。
デジタルドリルだからこそ、手軽に問題に挑戦できること、すぐに答え合わせやフィードバックができる点が良さです。
これにより、子どもたちは自分のペースで学習できます。また、自分に合う難易度の問題に挑戦できる点も良さです。

自由進度学習

特に、小学校の算数では、教科書の配当時間よりも早く進むこともあれば、時間がかかることもあります。全員一律のペースで学習することは、子どもの学びを止めてしまう可能性があります。だからこそ、自由進度学習が重要です。
今回の実践発表でポイントがいくつかありました。
・2教科を同時に進める(算数+国語・社会・理科のどれか)
・学習計画を立てる
・教師が配付する学習カードを参考に、子どもたちが自分で学習を進める
・学習カードには、先生からのヒントもある(動画)

算数で自由進度学習を行うことでメリットがあります。

◯問題を解けるという達成感を持ちやすい
◯火や刃物といった、危険が伴う授業が基本的にはない
◯ほどほどに難しい

このような観点から、算数は自由進度学習を行いやすい教科です。
自由進度学習を行うことで、学習を見通す力、自分で学びを進める力、学習を振り返り次につなぐ力、メタ認知や非認知能力の向上も図れます。

オクリンクプラスに期待

算数・数学では、多様にある解決方法を共有しながら、より合理的な解決方法を検討したり、選択したりする学びが重要です。算数・数学だからこそ考えることができる考え方ですし、大人になって社会で働く上でも重要な考え方です。

つまり、子どもたちがお互いの考えを共有しやすい学習環境が重要です。
その際に、ミライシードが活かせます。

従来あったのが「オクリンク」と「ムーブノート」
オクリンク
個人で進める学びに向いています。カードに考えを表現して、提出BOXにカードを出します。提出BOXに出されたカードをお互いに見る事ができます。しかし、そのカードを使っての交流が難しいです。
ムーブノート
カードを提出することは同じですが、広場という場所に提出することで、みんなのカードが集まります。その先は、並び替えたり、コメントを入力したり、テキスト抽出をしたりと学びを進めます。どちらかというと言語に強いという特徴があるので、算数・数学とは少し距離があると思っていました。

私の自治体でも、最近「オクリンクプラス」という機能が実装されました。
オクリンクとムーブノート、どちらの良さも持ちつつ、機能も向上しています。

◯まずもって、処理が速い!
◯自分のボード上、表現が柔軟にできる。
 カード上(後から他者が変更できるテキスト・PDFを扱う事ができる等)
◯みんなのボード、たくさん増える
 ここで、共同編集ができる。

2学期、各教科の授業で活用してもらうために、ワークショップ型の研修ができるといいなと思っています。ICT支援の先生に頼るばかりではなく、自分自身がどんどん使って、同僚に紹介できるレベルになりたいです。これは、夏休みの追加課題ですかね。


熱量のある先生方の実践発表を聞くことができてとても充実した時間になりました。
全国発表ですが、まずは目の前の子どもたち、同じ学校の先生方のことを考えて実践をしていることが印象に残ります。子どもたちの姿に目を向けて、自分の実践を磨きたいと思いました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?