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学級じまいと学級びらきの話

地区の同好会、「学級経営研究会」を開催しました。
2回目のオンライン開催。
ゆるーく。
でも、ほっこりとした雰囲気で行えました。

今回は「学級じまい」と「学級じまい」の話題となりました。

研究会のまとめ

うたういぬ学級の学級じまい

今年度、うたういぬは6年担任です。
学級じまい=卒業
となります。
主な3つの実践を紹介します。

【掲示物:今日のニュース】
その日の出来事・ニュースを代表児童が書き、毎日掲示する。
①A4の良質の紙を7cmの幅で切り、教室にストックしておきます。
②出席番号順に。1日1枚代表者が記入します。
例)初めて●●をやった   ~の授業が面白かった  など
③記入後、教室に掲示します。
→年度末、教室をぐるって囲むほど日々の出来事が掲示されています。
 あんなこともあったな、懐かしいなと思いながら年度末を迎えます。

【掲示物:1年かけてつくるアルバム】
日々のスナップ写真や作品の写真を教室背面掲示としてまとめる。
①画用紙4切サイズ、同色4枚をつなげて背面に貼り付ける。
②そこに、スナップ写真を切り貼りして出来事ごとに貼り付ける。
例)・授業中の様子 グループ活動 休み時間の遊び
  ・子どもにデジカメを渡して撮影してもらうと、自然な様子が撮れます
  ・誕生日☆月 など、月ごとに。 
   ※ちょっとしたコスプレやポップを持って撮影。
③年度末、1年間の思い出が背面に完成する。

【思い出の30分間】
卒業前に、思い出の場所とお別れをする。
①自由な時間を30分間確保する。
以下のルールを守れば、どこで何をしてもOK
・鍵のかかる部屋、敷地外に行かない
・授業中の教室には入らない。
②教室に戻った後、感想を聞いてシェアリング
→卒業後、校舎内に入ることはないので、学校との思い出を残すことができる。

学級びらき~ミニレクを中心に~

★出会いを楽しい瞬間に変える
 新しい学級に期待感とともに不安感も抱いている子もいます。
 だからこそ、ちょっとした楽しい瞬間がとても楽しい瞬間に感じるはずです。
 やるべきことも多いけれど…ミニレクを行い、クラスは楽しいものだと感じてもらうことが大事です。

★ねらいを持ってミニレクを実施する
 
どんなミニレクをしようか…?
 書籍を広げたり、インターネットで調べたり…
 やってみたいな、面白そうだなと思うはずです。
 しかし、そこで立ち止まって考えたい。
 何のためにレクをやる?

 教師のねらいをミニレクに込めたいです。
 ・友達とたくさん関わってほしい。 
 ・友達と協力する楽しさを感じてほしい。
 ・ルールを守って行動する大切さを体験してほしい。
 ・お互いのことを少しでも理解したい。
 
 ねらいに合うミニレクをしましょう。
 そして、ミニレク後にはシェアリングをしましょう。
 遊んでみてどうだった?どう思った?
 なぜ楽しかった?なぜ楽しくなかった?
 子どもの言葉の中に、学級の現在地のヒント、目指すゴールのヒントが詰まっているはずです。
 教師のしゃべりすぎはNG。 

★教師の自己開示
 子どもとの信頼関係を築く上で、教師の自己開示は大切にしたい。
 直前に、しゃべりすぎはNGと書いていますが、自己開示は大切です。
 いろいろな方法がありますが、私が意識しているのは「役者」であるという意識です。
 表情豊かに接する。
 自分の言葉で語る。
 身ぶり手ぶり。
 ギャグ・ユーモアを入れる。
 滑ってもOK。
 もしかしたら、痛い先生…になっているかもしれませんが、子どもの心をオープンな状態にしやすいのは、教師の自己開示が土台にあると考えています。

 研究会では、教師のミスをきちんと謝るという先生がいらっしゃいました。ただ単に謝るのではなく、”謝罪会見”という形式で謝ることが子どもたちとの信頼関係につながっているという話でした。すてきです!

じゃんけん活用=最強のミニレク

すぐできる。
ルールが簡単。
道具が不要。
じゃんけんこそ最強!

私が実践してきたじゃんけんを活用したミニレクをまとめてみました。

個人的には、ハンバーガーじゃんけんが好き。

これは、Canvaのインフォグラフィックを使用して作りました。
ICT、タブレットを積極的に学級経営や授業づくりに活用した1年でした。
こちらの実践も、もっと紹介したいと思っています。
昨日、TwitterでCanvaで作成したプレゼンテーションがWindows PowerPointの形式で出力できることを知りました。すごい!
日々進化しているICT活用の事例。興味アリです!

【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】

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