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DCコミックス原作の「THE FLASH」の感想

DCコミックス原作の「THE FLASH」をNetflixで視聴しました。
映画自体は公開日に観てきたのですが、疾走感のあるいい映画でした。
そんな「THE FLASH」の感想になります。


あらすじ


警察の科学捜査官として働くバリー・アレン。
バリーは事故により落雷と薬品を体に浴び、スピードフォースにアクセスする能力を得る。
高速移動によりヒーロー活動を行いつつ、科学捜査官として働くバリーだったが、父親の裁判の再審が控えていた。
バリーの父親は妻殺害の容疑で投獄されており、今回父親のアリバイを証明する新たな証拠を発見したが、その証拠を持ってしても完全にアリバイを証明する事が出来ず落胆するバリー。諦めきれないバリーだったが、自身の能力で過去に戻れる事に気づく。
バリーは友人のブルース・ウェインに相談したが彼から過去を変えるのはリスクが計り知れないことと、過去と決別し今を生きるように諭される。
ブルースの忠告を無視し、過去に戻り母親が殺される未来を変えたバリーだったが、全て上手くいくと思い現在に戻ろうとした矢先、正体不明の何者かに襲われる。
現在に戻り実家に行くと母親は生きており、全て上手く行ったと確信したバリーだったが、そこでノリノリで家に向かい歩いてくる自身の姿を見る。
あってはならぬ事態に困惑するバリー。
実はバリーがいるのは元の時代ではなく、自身が大学生をしている少し過去の時代だった。
こうして元の時代に帰るため、また母親のために過去を変えてしまった事により起きた様々な現象の対処にバリーは挑んでいく。

フラッシュならではの疾走感

バリーはスピードフォースにアクセスする能力を持っています。
これにより高速移動や物体を通り抜けるなど超人的な事が出来ます。
映画本編ではそんなフラッシュの能力を体験しているかのような映像表現がされてます。
中でもお気に入りは、冒頭のゴッサム病院に向かうシーンです。風景がスピードフォースの影響で変化しその中をフラッシュが走る場面は爽快です。
その他にも過去に戻るシーンなどフラッシュの魅力が良く表現されてます。

マルチバースが絡むストーリー

バリーの目的は母親と父親と一緒に暮らすことです。
そのためにリスクを承知で過去を変えることを決意しましたが、自身が想定していた以上に事態は悪い方向へ転換していくことになります。
ここで最近映画やアニメなどでもお馴染みになりつつある「マルチバース」が出てきます。
「マルチバース」はある起点を基に本来あるべき未来からズレが生じ、そのズレが無限に発生していきます。
(ブルースがパスタを使って説明してくれますが、自分はこれがとても分かりやすかったです)
今回で言うと本来すでに亡くなっている母親を生かすような行動をした結果、母親は助かりましたが、その影響は大きく、劇中でも有名映画の俳優が変わっていたりや存在するべき人が存在しないなどバリーの世界線より大きく異なります。
そして世界の滅亡の危機につながっていきます。
バリーはこの事態を収拾するべくジャスティス・リーグを招集しようとしますが、そこはバリーの本来の世界線とは違う世界線、思うようにメンバーを揃えることができません。唯一の手がかりとしてバットマンの存在を確認できたバリーはまずはバットマンを探し出すことに。はたしてバリー自分が変えてしまった世界を救うことができるのか。

CGがいまいちな部分も

疾走感のある映像、迫力のある戦闘シーンなど素晴らしい場面は多いのですが、一つ残念なのが人間のCGの表情がいまいちな部分です。
映画館で観た際はそこまで気にならなかったのですが、例えば病院で赤ちゃんを救うシーンで赤ちゃんの表情が昔のゲームCGのように少し雑に感じました。フラッシュ自体や背景は上手く表現してあったのですが、細かい部分を見ると気になってしまいました。

フラッシュの魅力が詰まった映画

フラッシュはドラマ版から観ていたのですが、ストーリーもドラマ版より分かりやすかったです。
(特にマルチバースが出てきたあたりで混乱することが多かったので)
親子関係やバリーの決断、またヒーローとして責任など内容も満足出来ました。
また映画はさすがの表現力で、ドラマ版より豪華な演出も多かったです。
スピードフォースの表現やバットマンがガジェットを駆使しながらの戦闘シーンは迫力がありました。
フェンサービスもてんこ盛りで(特にあの幻のスーパーマンが出てきた時は鳥肌モノでした)フラッシュ好きな自分としては大満足でした。
ドラマ版を観てフラッシュに興味が出てきた方にはおすすめな映画です。
またその逆に映画版を観てドラマ版に興味を持ってもらえる嬉しいです。








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