サイバーセキュリティ最先端のイスラエルでリアルなサイバー攻撃を受けてきた！
初めまして、網屋セキュリティサービス部のベップです。
今回は2月にイスラエルを視察したので、そのお話をします。
そもそもイスラエルってどんな国？？
イスラエルと聞くと、「パレスチナ問題」や「テロ」など危険な国と連想される方が多いと思います。実際に、私が視察する1週間くらい前に、パレスチナからイスラエル商都のテルアビブへミサイルが発射されたとニュースがありました。その時は迎撃したようですが、私も若干の不安を感じながら参加したわけです。
いざ行ってみると、イスラエルの方々にとってはミサイルが飛んでくるのは日常のようで、それよりも戦争や紛争で亡くなった方より交通事故で亡くなった方の方が多く、そちらを問題視しているのだとか。。。
確かに路上に停止している車は基本的にボコボコで、きれいな車は一つもありません。我々が乗っているツアーバスも、狭い道では停まっている車にもお構いなしでぶつかりながら進んでいきます。
文化・歴史を感じるエルサレム
イスラエルは文化・歴史においても非常に魅力的な国です。中でもエルサレムは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地として古代の建造物や聖なる場所が多数存在しています。3つの宗教が混じり合った独自の文化や、統一された石灰岩で作られた建物が並ぶ街並みは実際に行ってみて感動しました。
食事も日本人の口に合う味付けでとても美味しかったです。ただ、ここでは肉と乳製品を一緒に食べてはダメなようで、朝食が一週間、チーズとパンとオリーブだけだったのには飽きました。マクドナルドもチーズバーガーは置いていないようです。
イスラエルとサイバーセキュリティ
セキュリティ業界では有名なのですが、イスラエルはサイバーセキュリティ分野で最先端の技術を保有しています。その一番の理由は、安全保障に関する危機感から独自の技術開発を国が推進しているからです。
サイバーセキュリティの分野で世界的に有名な組織として、イスラエル国防軍の8200部隊があります。同部隊は、電子情報収集、解析、サイバー攻撃やサイバー防御の任務を担当しており、イスラエルの国家安全保障に欠かせない存在となっています。そして、その成果が民間にも波及していくことで、CybereasonやSentinelOne、CheckPointなど世界的なサイバーセキュリティ企業が誕生しています。
ちなみに、8200部隊から民間企業へ行くと、20代でも1,500万円くらいのサラリーをもらえるんだとか。
イスラエル視察の目的
今回の視察の目的は、イスラエルのCYBERGYM社への訪問です。CYBERGYM社はイスラエル電力公社を母体とした、サイバーセキュリティトレーニングをWorldWideに展開している会社です。
トレーニングは、経営層から一般社員、エンジニア向けの幅広い層に提供しており、特に、座学だけでなく"実践型”トレーニングにすることでに実際に
動ける人材を育成することが特徴です。
CYBERGYM社のトレーニング室はSOC（Security Operation Center）の施設を想定して作られており、この環境の中でリアルタイムのサイバー攻撃を受け、その対応方法を学ぶことができます。
視察の時には、マウスの中に仕込まれたマルウェアからランサムウェアにつながる一連の攻撃を体験することができました。
網屋にサイバーセキュリティトレーニングアリーナ開設
当社は2023年1月、サイバーセキュリティトレーニングサービスを始めるにあたり、サイバージムジャパンと業務提携を締結しました。さらに同年3月にはイスラエルの最先端のセキュリティトレーニングを受けられるトレーニングアリーナを東京都中央区日本橋（株式会社網屋内）にオープンしました。イスラエル発、実践型のセキュリティトレーニングをぜひ体験してみてください。
さいごに
イスラエルは日本人にとってあまり馴染みがない国ではありますが、テルアビブではアメリカ西海岸のような街並みを、エルサレムでは歴史や文化を感じることができます。皆さまもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
（日本とイスラエルの直行便が始まり、片道12時間ぐらいでいけるようになったようです。）
また、網屋のサイバーセキュリティトレーニングサービスについては別の機会に詳しくお話させていただきたいと思います。
セキュリティトレーニングアリーナの概要
名称：日本橋アリーナ
場所：東京都中央区日本橋浜町３－３－２トルナーレ日本橋浜町11F
開設日：2023年4月17日
運営：株式会社網屋
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