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行動することの大切さ。フィリピン大学の先生との出会い。

 今回は、フィリピン大学の先生との出会いからフィリピン短期研修の実現までの経緯を紹介します.

 今、JICA海外協力隊の訓練前課題に取り組んでおり、その一つ、協力隊OBの活動事例から「協力活動手法の考え方」を学ぶ動画教材があります.隊員には、文化や習慣が異なり、人々の価値観・考え方も違う環境の中で、現地に適応し、現場に即した活動手法を考えることが求められています.

 一般的に言われておりますが、やはり、行動することが大切ではないでしょうか.

 実は、前回話したフィリピン・スタディツアーの待合せは、マニラ空港(ニノイアキノ国際空港)でしたが、うまく合流できず、私1人でタクシーやLRTでケソン市まで行くことになりました.はじめてのフィリピンでしたので、当時、かなり勇気がいりました.

 その時、「立ち止まっていては、何も始まらない。」という、知人の言葉を思い出しました.これは、私と同じ大学院に通っていた公官庁職員の方が、私に話してくれたことです.この言葉を胸に、タクシーとLRTを使って、無事にケソン市までたどり着きました.ありがとうございます.感謝しています.

 フィリピン大学の先生との出会いは、はじめてフィリピンに行く1か月ほど前に、アデレードで開催された国際会議(南オーストラリア大学)に参加した時です.上の画像は会議最終日の交流会会場のAdelaide Convention Centreです.

 先生に来月フィリピンに行くことを話したら、先生から「私の家に寄って」と誘われました.会議参加理由は「どんなものか体験したかった」、それだけですが、やはり、行動することは大事ですね.

 前回話したスタディツアーを終えた後、マカティのSMのフードコートで、彼の友人が私をピックアップして頂き、高速道路を使って車で2時間ほどで、先生の住まいがあるロスバニョスに着きました.4日ほど寝泊りさせてもらって、先生の奥さまのいとこの方に、街中を案内してもらいました.(当時は、スーパーの中は薄暗く、夜の大学構内は真っ暗でした.電気代が高かったからではないでしょうか.)

 彼は、3ヶ月後に、日本の大学院博士課程で研究することになり、日本で一緒に食事したり、住民票や賃貸マンションの手続きのサポートをしました.

 先生が日本にいる間も、私は毎年フィリピンに行っておりました.同じスタディツアに参加したり、2006年は10日間ほどバタンガス・リパ市のホームステイしました.そこで、高校で経済を教える研修プログラムを自ら企画して、ホストファミリーのサポートもあり、実現できました.また、フィリピン人との交流を深めながら、フィリピン関連の研究課題にも取り組むようにもなりました.

 当時、学内の資格講座も担当していたのですが、やはりゼミ活動をより充実させたいとの思いから、フィリピンでゼミ合宿ができたらいいなと思っておりました.日本とフィリピンを行き来しながら、参加者の安全・健康を考慮しつつ、自分なりの海外スタディツアーの企画案を練っていました。お金をかければ、NGO団体にお願いできますが、独自性がありません.自分の人脈でツアーをプロデュースしたかったです.

 2007年に先生はフィリピン大学に戻り、その1年半後、彼のサポートの下で、1年間フィリピンに滞在することができました.滞在期間中、多くの友人ができました.私は、帰国後、ゼミで念願のフィリピン短期研修が実現できました.

 はじめて何かに挑戦する時は、勇気がいりますね.でも、行動することで必ず新たな出会いがあります.

 現代社会は常に変化し、それに気づき、対応していった方が新しい発見があります.自分でコントロールできる「変化」を受け入れて、行動していけるように心がけます.

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