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感謝の効果

こんにちは。今回は、「感謝の効果」について書いてみます。参考文献は、Scott Allan (2022)『GRATITUDE  毎日を好転させる感謝の習慣』です。

1.幸福感を高める 
    感謝するとは、誰かに「ありがとう」を伝えたり、人に敬う気持ちを持つことです。人は感謝することで、心が豊かになり、自分自身の幸福感を高めることができます。ペンシルバニア大学・セリグマン教授は、「感謝の手紙を書く」「過去のネガティブな経験を書く」「何もしない」の3つの行動を、それぞれ被験者に行ってもらいました。その結果、感謝の手紙を書いた人たちは、他のグループに比べて、穏やかな気持ちになって、人生をポジティブにとらえるようになった研究結果を得ました。

2.健康になる
 感謝することで、ドーパミンセロトニンオキシトシンが分泌され、副交感神経の働きが良くなります。ドーパミンは幸福感や自己肯定感を高め、前向きな気持ちなる効果が、セロトニンは気分を高め、精神の安定、落ち着きを取り戻す効果が、そして、オキシトシンは幸せな気分になる効果がそれぞれあり、私たちが健康に生きていくためには必要不可欠な物質です。その他、感謝することで、ストレスの軽減、抑うつの防止、心臓や脳の機能の向上、免疫力の向上、血圧の安定、運動時間の増加、熟睡といった効果もあるので、心身の健康共感と寛容の精神、逆境から立ち直る力を育みます。常に、感謝を意識しながら生きていたいですね。

3.感謝の習慣化
 人は良い時ばかりでなく、逆境や困難に直面する時もあります。こんな時、多くの人は「ついていない」と思うでしょう。しかし、どんなときも感謝できることを見つけられる人は、人生を前向きに捉えることができます。そのためには、筋力を鍛えるかのように、感謝することを習慣化しましょう。感謝の習慣化により、感謝する思考回路ができ、何気ない日常生活において、感謝すべきことをたくさん見つけることもできます。言い換えれば、持っていないという不足感ではなく、今あるものに感謝することで、自分が受けている恩恵に気づくようになります。強欲を抑えることもできます。

4.まゆみの法則
 
「まゆみ」とは「待つ」「許す」「認める」の頭文字です。年齢を重ねるごとに異世代との交流が増えてきます。異世代との信頼関係を構築する時には、心がけておきたい行動3選ではないでしょうか。
 周囲が自分の都合どおりに相手が動かない時、教えても理解してもらえない時やすでに忘れてしまった人に直面すると、苛立ったり、気分が沈んでしまったりします。そんな時でも、できるまで「ま」って、相手を「ゆ」るし、「み」とめてあげることで、対人関係や人生が好転し、自己肯定感が高まります。
 相手の行動を誰もコントロールできませんので、自分自身の意識に働きかけていくことが大切です。『7つの習慣』の第1の習慣「主体的である」ですね。人から学ぶことは大変多く、勉強になります。数多くの出会いに感謝しています。

5.引き寄せ
 すべては原子でできており、エネルギーを持っており、波動を伴います。思考や感情にもエネルギーがあります。感謝の心を持つと、ポジティブなエネルギーが源泉になって、素晴らしいものを引き寄せます。毎朝、感謝の心を持ち、感謝を言語化することで豊かさが生まれます。豊かさを実感すると、周りの人に与える精神を養われ、人に喜ばれ、さらに大きな豊かさを引き寄せます。

6.まとめ
 
感謝が幸せを呼び寄せます。感謝の心をもって生きると、自分の活動における生産性を高め、喜びを得ることができます。また、心身の健康状態、人生の満足感や幸福感が向上します。上述の通り、感謝することの効果は絶大ですので、感謝の習慣を身につけるべきでしょう。
 そのためには、感謝の日記を書くといったように、感謝を意識する時間を毎日確保するのが良いです。そして、自分に対して思いやりを持ち、どんなときも「私は絶好調だ」と強く思うことが大切です。
 感謝の対象は、何でもよいです。「Beingの感謝」と呼ばれています。太陽、空気、水、食べ物、道路、平和、安全など、すべての物事に感謝することです。いつも心身ともに健康でありたいですね。

画像はタシュケント市内(2023年1月12日朝)撮影。
ありがとうございました。


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