見出し画像

動物がかわいいのは何故

動物園に行ってきた。
多分5年ぶりくらいに行ったけど、かわいい動物に満たされた最高の空間だった。もっと行ったほうがいいな。

個人的にはスナネコが一番可愛かったけど、元気すぎて全然写真撮れなかった。

凛々しいスナネコ。ずっと走り回ってる。

大抵の人が動物を見て言う感想が「かわいい」ってことに気づいた。まぁ当たり前っちゃ当たり前だ。実際かわいいし、僕も言ってたし。

ただ、なんか不思議だな〜って思った。
自然に生きていたら、動物は基本狩りの対象になるだろうし、かわいいなんて感情は無い方が都合が良いに決まってる。

情が湧いてしまうせいで狩れるものも狩れなかったら、結局飢えて死ぬのは自分のほうだ。

全く動じないカピバラ

だから可愛いと言う感情は文明が進んで狩りを行わなくなった結果、後天的に身についたものなんじゃないかって話をしていた。

ある程度平和になり生活が安定したおかげで、もともと社会性が強い人類は他の種まで慈しむ余裕が出来たんだろう。

もし飢えて死にそうなら、この気持ちよさそうにくつろいでいるカピバラも恐らく狩ることになる。


もう一つ不思議なのは、大概の動物は愛玩の対象に入るのに、昆虫だけは忌み嫌われる事が多いと言う事だ。

ゴキブリはあんなに身近なのに、誰もが嫌う。
ミミズもムカデもハエも多くの人が気持ち悪いと感じる。

単純に無脊椎動物は人類とかけ離れすぎているからだと考えてたけど、友達はもっと腑に落ちる説明をしてくれた。

それは、昆虫を食べる習慣がないから。
食物として昆虫を避けて進化してきたのが今の人類で、本能的に食べられないものだと思っているから避けているのだとどっかの研究者が言ってたらしい。

なるほど。面白い。
海老とかタコなんかも客観的にみると凄く気持ち悪い見た目をしているのに、不快感を殆ど抱かないのにも納得がいく。

最近コオロギ食が流行っていたけど、今後どんどん昆虫食が受け入れられると、人類は昆虫が好きになって、動物園と同じくらい昆虫園が増えるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?