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あの頃と今の

前職の会社。
社風がしんどくて、社風にぴったりのほかの皆さんとも合わなくて、
業務の内容も自分に合わなくて、
とにかく毎日、会社に行きたくなくて、
安定と給料のためだけに働いていました。

安定と給料のためならがんばれたので、手当がつく国家資格も取りました。
自分が合わないと思ってても、
仕事をするなら、それじゃよくないな、と思って、
苦手の分野の仕事だけど、苦手なりに勉強すればできるものを見つけて、
国家資格取得して、その結果、それができる部署に異動になり、
苦手ながらも得意、というものを何とか見つけて、その業務は好きだし、
今でも、とても勉強になってます。

とにかく居心地悪かったけど、
仕事で結果を出して、定年まで勤めあげるつもりでした。
会社に、社風にぴったりの苦手な奴らに、絶対、負けたくなかったんです。

会社に行くモチベーションを保つために、
ブランドのバッグをコレクションしていました。
つらいをごまかすために買っちゃう。買ったときのアドレナリンが麻薬。
お気に入りのバッグがあるから通勤できる、会社に行ける。
バッグが、い~っぱいの、キャリー・ブラッドショーの靴のようなクロゼット。
(と言ったらあんなに靴を愛しているキャリーに悪いね、ごめん。)

10年以上、がんばったんですが、結局、メンタルやられて、ある日会社に行けなくなって、休職からの退職になりました。

自分だけなら、負けずにいたかもしれないけれど、
途中から娘の親になって、
子どもがいるハンデ、色々負い目、引け目が出て、
嫌な人って絶妙にそこを利用してついてくるから、
自律神経とかメンタルとかが、持たなかった。

さすが嫌なやつは、自分で努力して変えられないもの
(例 子のお迎え時間とか、保育園あいてない祝日にイベントの出勤を促されるとか)
を、
労基に触れない範囲のギリギリのとこをじょうずについてくるんで、
思い返しても、なかなかやるなあと思います。

自分にはそういういじわるを思いつく思考回路がないので、
やっぱり、嫌なやつってすごいな、想定外のことをやってくるなと思いました。

そして、それでもがんばってしまったので、
メンタルやられを自覚していなかった。

ほんとうに、病識一切なくて、
たまたま状況を相談した友人がキャリアコンサルタントで、見識があって、
心療内科へ。そういう案件だから!
と強く言ってくれたのが、きっかけ。

療養期間は思ったより、ながくかかりました。

病気は寛解したけれど、
今でも、ハラスメントにあたるかあたらないかのギリッギリをついてくる手口が一番あざやかだった部長と同じハゲ具合で老眼鏡かけてるキモいおっさんを見かけると、
気持ちが、ウゲーっとなります。
トラウマ。

そして、あんなにも、
お気に入りだったはずのバッグなのに、
つらい気持ちがフラッシュバックするので、あの頃持っていたものは、
全部、ブランド買取に出しました。
買取金額は・・・・。
総額いくらかかったか、購入金額、計算したくない、しない、
したらきっとますます落ち込む。

そこから断捨離がすすんで、バッグは少なくなりました。

あの頃の思い出は嫌いでも、バッグのことは好きなので、ズキューンと来るものがあるとダメです。

前職と比べると、社風も仕事内容も自分に合ってる今。
大企業よりベンチャーが合ってるって気づいたので、
会社規模も給料もダウンしたけど、
メンタルが一番だいじ。
一緒に働く人が「いい人」なのが一番だいじ。

つらいをごまかすためとか、そういうことが関係なくなって、
好き!らく!使いやすい!かわいい!という気持ちが判断基準になって、
そんな気持ちで、また、バッグを時々お迎えしています。

でも最近は、メンバーが欠けてしまい、
ちょっと業務負荷、自分の気持ちとか色々つらいぬ。

人員の補充はあるのかな。
不安があるって、よくないですね。




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