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【詩】 星が生まれる時

この思いは
燃え尽きる感情です
それとも
憧憬の追憶です
であるならば
逃れきれない私です 

      ※

夜明けを知らせる小鳥の翼
水面に照らされる朝の光
無限の闇に浮かぶ星の瞬き

この目で
この耳で
この肌で
収れんされる形なきもの
五感を越えて
重力を解き放ち
たしかな導きにいたる

      ※

前触れなく
光に射抜かれた慄える内感
憧れがノスタルジアの空に溶けていく
鳩の群れはいっせいに羽を広げ
はるか彼方の星になる
名もなきあらわれに永遠を知る

      ※

すべては秒針の出来事です
不思議の中ですべては繋がれる

眠りから覚め
地上は朝を迎える

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