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音楽DIYアーティストの、デジタルマーケティング手段体系化リスト【マーケティング編】

こんにちは。DIYアーティスト活動を行うにあたって、さまざまなプロモーションの手段があるということを、調べてきました。

色々な情報源をもとに、なるべくすべての情報をリスト化しましたので、記事にまとめたいと思います。(適宜更新予定)


1デジタル音楽配信する

DSP(デジタル音楽配信事業者)を利用し、ストリーミングサービスを中心にさまざまなプラットフォームで制作したコンテンツを再生、利用、などできるようにするということです。

サービス比較サイトはいくつか有りましたが、この目次内最後に、最も掲載数のあったサイトを添付させていただきます。

僕が個人的に特筆したいことは大きく2つです。

1つ目は、サービスによって配信できるプラットフォームに違いがあるということ。プロモーションのプロの方からすれば、たいした差ではないかもしれませんが、欧米圏を狙いたいなら欧米系のサービスを使った方が、無難に欧米プラットフォームに展開できるというのは確実にあります。(再生数にどこまで影響するかは未知数、笑)
国内を狙いたいのであれば、国内系のサービスを利用した方が良いと思います。最初は、そのようなことに意識を割くだけ無駄なのかもしれませんが、、、プラットフォームの有無は気を付けておいた方が良さそうです。

(欧米圏→Tidal, Pandora, 国内→LINEMUSIC, AWAなどの違いを確認する必要あり)

2つ目は、理由はわかりませんが、サービス比較サイトに掲載されていないサービスもある、ということです。
FUGAや、ADAといったものもありますし、またオーディション形式で募集しているところもあります。(追記:FUGAやADAはB2Bなようです、個人では利用できないかもしれません。)

国内、世界のメジャーレーベルなどが運営しているので、すごそう、、
すごそう、、という印象しかまだ持てません。笑
でも、こういったところから配信できるというのもすごいことですよね、、!

先ほどお伝えした比較サイトはコチラ↓

また、歌詞も必ず登録するようにしたいですね。歌詞を登録する欄がとても参考になります。

2YouTubeをOAC化する

YouTubeのアーティストチャンネルを公式化する、です。ブランディングのためにも、実際の運用のためにもやっておきたいことですね。ただし、すでに配信をしている必要が有ります。

条件は、
・アーティストやバンドの音楽に特化した、1 人のアーティストまたは 1 つのバンドの YouTube チャンネルを所有して運営していること(音楽配信会社やレーベルを通じて提供、配信されている公式音楽リリースが YouTube 上に 1 つ以上ある、チャンネルが YouTube ポリシーに準拠している)と、

また、次のうち 1 つ以上の要件を満たしている
・YouTube パートナー マネージャーと連携している
・YouTube パートナー プログラム(”YPP”)に参加している
・YouTube パートナー マネージャーと連携するレーベル ネットワークに参加している
・音楽パートナー向け YouTube サービス ディレクトリに記載されている音楽パートナーによって楽曲が配信されている

ことです。申請などはコチラから可能です。

リスト化が目的なので、詳細については書きませんが、コチラの記事もすごく親切で素敵でした。

3ショート動画施策

ショート動画は、新しい発見を促すには欠かせなくなっている様です。

考察と実践の余地がまだまだ尽きませんが、僕自身が分析してみた、下記記事も、ショート動画を制作公開していく上で、参考にしてみてください。

また、コチラの本にも、音楽アーティストにとってのTikTokのバズについて取り上げられてありました。非常にわかりやすく、おすすめです。もちろんショート部分だけではなく、記載されている情報全てがとても貴重なものでした。

著書の方もnoteをされています。
山口哲一さん:

脇田敬さん:

4プレイリストピッチ

プレイリストピッチ、サブミットも、必ず行わなければいけない手段のうちの一つではないでしょうか。

ディストリビューターからのピッチに加えて、自らでもSpotify for Artist, Amazon music for Artist, からのピッチ、また、Submit hubなどからのピッチは確実に抑えておきたいところだと思います。

その他、LANDRでの記事、コチラに記載されていることなどを参考に、自身で編集者に直接連絡を取ることなども可能ですね。大変で手が回らなさそうですが、、、

5導線の確保

さて、リリースなどを行い活動をいざ本格的に始めれば、各サービスやSNSなどの導線をしっかりと確保する必要もあるみたいです。
ホームページを作成する、リンクまとめサービス(Lit.Link, Linkfire, B.O.M, Linkcore等)を使うといったものの他にもSNSの集約場所を決める、などもあります。

先ほどもリンク共有しましたが、コチラの記事で、導線の確保にも言及されています。

また、プロフィールをしっかりと整える、ということも大事ですね。Spotifyのプロフィール文は、英語も用意する、など、グローバル化も視野に入れておきたいなと思います。(もちろん人によりけり、どこまでできるかということもあります。)

6視覚情報のデザイン化

ブランディングを強化するための、フィードやホーム画面、サムネイル、MV、アーティスト写真、ジャケット、などの視覚情報をデザイン化するのは、マストではないでしょうか。

ブランディングについても色々なところから情報を集め整理していますが、今のところ最もブランド構築の整理に参考になったと思うのは、下記の本です。本当に良い本でしたので、ぜひ読んでみてください。

また、本には及びませんが、簡単にまとめた記事もあります。

7SNSの日常的な更新

何事も完璧は不可能ですよね。ですのでSNSの更新は、必ずやらなければいけないことですが、上記に加えれば、優先順位は下がるのかなと思います。ただやはり、ショート施策に加えて、エンゲージメントやファンとのコミュニケーションのための運用も行うのは理想的だと思います。

たとえば著名なアーティストの中にも、UGCを促し、それに対してコメントをするという施策をとっている方もいらっしゃったりしているようですね、、、

SNSの機能を、アーティストテイストに合わせた運用をしていくのがいいのではないでしょうか??具体的な内容はより専門性の高い記事などを探し、調べていく必要がありそうです。

8ライブ出演(出演、プレイリスト、ライブ動画公開)

まずはイベントライブに出演。そしてその後にライブプレイリストをSpotifyなどで公開。また、ライブ動画をYouTubeなどに公開。といった施策も見かけることがあります。

簡単にまとめていますが、実際いつどこでどのようにと、細かく計画を練って実行するのは、音楽家は苦手な人が多そうですね笑

9メディアへのコンタクト、プレスリリース

以下の記事を参考に、プレスリリースをかくということも可能だそうです。
まだサブスクへのデジタルリリースまでは行けていない僕にとっては、かなり未知数ですが、、、

また、オーディションに応募なども、この種の一つだと考えられると思っています。

10データ分析を行う

活動を継続しながら、定期的に、メタデータ的に、分析を行い活動に活かすということも必要ですよね。

ストリーミングサービス、SNSの分析情報、を適宜確認する様に心がけていきたいと思います。

11グッズ制作

ブランディングの一環としても、できれば何かしら作っておきたいなと個人的には考えています。テストでいくつか試しに作ってみた結果、Shopifyが好きでした。

12最後に

以上、手段がたくさんありますが、なんの援助があるわけでもないDIYアーティストにとって、それぞれを着実に進めることが、唯一可能なことのような気もしています。情報を透明化し公開してくださっているみなさんには、感謝しかありません。

また、手段に追われて、目的を見失わない、ということにも気をつけたいと改めて思いました。ブランディングの上に成り立つ、手段ということを忘れないようにしたいと思います。どれもやった方がいいということに、変わりはありませんが、、、

参考文献


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