小ボストンバッグをワンタッチ着脱できるようにした話
いわゆるリクセンカウル化、というやつです。
知る人ぞ知る、ワンタッチ着脱機構のリクセン&カウル社のアタッチメントを使って、手持ちのバッグ等を自転車用に改造してしまうことが出来ます。(自己責任で)
というわけで、ちょうどGWに夏休みの工作のごとくチャレンジしてみたお話です。
目的(やりたかったこと)
ふらりと自転車のってお散歩に行くにあたって、出来るだけ、手軽に気軽に出かけたい。
出かけた先でも、自転車降りてぶらぶらするのも手軽にしたい。
そんなわけで、軽いお散歩の荷物がまとめて入れられて、しかも自転車へのつけ外しが楽ちんなカバンがあったらいいな。
そんな思いからチャレンジしました。
もう少し要件=お散歩の荷物を具体化すると、
買い物ぶらり
行きは財布とか手帳とか、帰りには買ったものがある程度入るとgoodお外カフェ
ドリップコーヒーを外で楽しむための道具一式が入る
などなど、を目指したいと思います。
材料
バッグ:無印良品の「大きく開く 撥水ボストン小」
以前に、無印良品で見つけて、サイズ感と形がちょうどよい、というか面白いな、と思って狙っていました。
結構よくできていて、がばっと開くんだけど、カバン内部の取っ手をつかんでチャック閉めるとサイコロ型になるバッグです。
デザイン面白いなーと思って目を付けておりました。
最初見つけた当時、ネックは価格(実験的な試み&バッグに穴開けたりするのであんまり出費したくない)だったのですが、なんと
(21/10/19)4,990円→(22/04/05)2,990円→(22/5月現在)1,990円
まで値下がっていたのでチャーンス!と買ってきました。
アダプタ:BASIL(バジル) バスケット クリックフィックス アダプタープレート
かつてはカバン側に取り付けるアダプターも純正のものが売られていたようですが、現在は取り扱いがないようなので、ジェネリック的な
というリクセンカウル互換のものをお取り寄せしました。
(だいたい、2000円ちょっとくらいで買えます)
プラ板
プラバこちらは、布に直接アダプタつけただけだと、カバンに中身入れるとだらしなく垂れさがって悲しい姿になるので、アダプタとカバンの布の間に挟んで芯材とします。
……本当はもうちょっと厚くて丈夫な板(アクリル板など)を買って作ればよかった気がします。
製作工程
①芯材(プラ板)をバッグの内側サイズに合わせて切り出す
②芯材に穴あけの位置取りをする
かばんの内側にプラ板を入れて見たり、大体のアダプタ取付位置を決めた後、プラ板にアダプタの穴を当ててマジックで印をつける。
このとき、辺にずれないようにちゃんと合わせてやっておいたほうが、あとで穴をあけなおしたり拡張しなくて済むと思います。(反省)
③芯材に穴あけをする
で、プラ板に穴を開けます。
どこのご家庭にもパンチキットおよび音を立てずに穴あけするためのマシンがあったりなかったりするかと思いますが、マシンがなければ木槌で音を立てながらやったり、あるいは電動ドリルみたいなものでもよいかと思います。(レザークラフトの趣味にふけってた頃にそろえた道具の流用です)
穴のサイズは、最初は3.5mmとかでやってたんですが、結局、4.5mmであけなおしました。
④バッグにも穴あけをする
同じく、バッグにもマシン使って穴あけました。
芯材と同様に位置取りをしてからやってます。
バッグ側は、火であぶったキリなどでやるのもありです。(ナイロンが溶けてほつれにくくなる)
⑤バッグの内側と外側からねじ止め
完成図
というわけで自転車本体側にすでに装備済みのリクセンカウルのアダプターにそれぞれ装着してみるとこんな感じです。
バランス的にはフロントバッグよりもリアバッグとして使うほうがよさげな感じですが…まあ、使い方は追い追い。
使い心地
とりあえず、容量たっぷりで、かつさっと着脱できるのが手軽でよいです。
出発・目的地でのカバンを「カチッ」とワンタッチするだけでそのままさっと動けるのが快適。
ただ、やはりあまり重いものを入れると垂れさがってしまうので、使い方次第かも。プラ板と布が離れがちなので追加で4隅を縫ったり(レザークラフトの糸を使用)したものの、根本的にプラ板がちょっと弱くてしなってしまう。もう少し厚めのアクリル板などを使ったほうが良かったかもしれません。
見た目的にはリアバッグとしてつけるほうが良い気がするものの、私の自転車的に後ろに重みがあるとそもそも倒れやすいので、今後の運用については見直す余地あり。
ただ、いずれにせよ、サクッとおでかけ・買い物いくのに便利になったので、よしとします。
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