上海留学日記　其の四－上

1994/10/13　曇りのち晴れ

まだ気持ち悪いが起きる。
あぁ、なんとなく平気かも。
シャワーを浴び、カップヌードルの給湯のお湯をもらって飲む。
朝食（洋食だった。ちなみに昨日は中華だったらしい、お粥とか。)
中国時間のA.M.10：00には黄浦江に入ったようだ。
若人たちが「着いた！」とさわいでいるので、あわてて身支度して、甲板へ…まだまだだ。
同じ部屋のナオコちゃんとおしゃべり。彼女は1カ月かけてウルムチ方面へ行くらしい。船の中で中国旅好きおじさんに薦められたらしい。
一人旅の女の子があと一人いた。
男の子たちは、最初は一人の子も少しずつつるんでいる。みんななぜかダンガリーのシャツを上着代わりにひっかけ、Gパン、頭にバンダナ。かく言う私も似たようなもの。みんな鑑真号に乗るために札幌とか遠くから大阪までビンボー旅行してきているそうだ。
船内で取得したビザは一万円也。