見栄なし投資法：[がんばれニッポン！]

前回[最強の投資リスクマネジメント]で、パリ・オリンピック始まるなあ、ってことで、実は「日本の株」について、オバちゃん目線の話を書こうと思ってたのが、例の如く脱線してしもうて、リスクマネジメントの話になってしもうた。（[最強〜]も読んでや）ごめんごめん。今回こそは、「日本の株」について書くで。

その前回のブログで察知してくれはったかもしれんけれど、オバちゃんは、ここの会社頑張ってや！と思って応援したいから株を買うって言うことに決めてるのん。いや、応援関係なく買う場合がたまにあって、それは[素人投資家が"賭け"る時]で書いたけど、とにかく基本的には、サンカラゴおばちゃんの投資は「推し活」なんよ。(この[投資は究極の推し活や]も読んでな〜)

だから、応援の気持ちを強く持って、「上がれぇ〜」って念じながら買うし、持っている間も絶え間なく応援してる。なんかで下がっても大抵は「大丈夫やで〜。ここは踏ん張りどきや。負けたらアカンでぇ」くらいで、状況によっては損切りすることもあるけれど、大抵は株価落ちてもあんまり触らんことにしてんねんわ。

外国の株についても、ホンマに自分に関わる製品やサービスを扱ってるとこ、そして応援したいとこしか持ってへん。アマゾンについては、自分が本を買いはじめて、助かったことのお礼のつもりで株買うた経緯があったり、(しつこくて悪いけど[投資は究極の推し活や]に少しこのこと書いてある)、アップルも興味はあったたけど、Windows使ってたオバちゃんは、iPhoneを買うまで株には手を出さんかった。

でも、iPhone買ったその夜、何やこれ〜、すごすぎる〜ってなって、翌朝証券会社にアップル株買い注文の指示出しましたわな。そしてアップルについては、創始者のスティーブ・ジョブズが日本好きで、日本の企業や技術がiPhoneに入っていることが分かって、株を買い続けたっていうポートフォリオもいまだに持ってまっせ。応援応援！がんばれアマゾン！がんばれアップル！ま、アンチの人もいるやろうから、こんな具体的な株の話はこれくらいにしておこ、、、、いや、今回は具体的でないとアカンのや。お題が「日本の株」やねんから。

アマゾンやらアップルやらの株買うた経緯とよく似た理由で、「テスラ」株にも手を出したことがある。イーロン・マスクっていうお兄ちゃん、なかなか面白い人や。買おって決めたのも、もちろん彼の未来展望に応援したい魅力を感じたことは確かに理由の１コ。失敗も繰り返しするやろうから、株価も乱高下するやろう。そんなん折込済みや。それでもオバちゃんは、テスラ株がとんでもなく上がることになるというのは、かなり確信してたんや。もちろん日本車しか乗らないオバちゃんはテスラの車を持ってたわけではない。でも何で、株買ったかって言うと、決定的な理由は、テスラの電池が「パナソニック製」やったってとこなんよ。

オバちゃんは、電気自動車テスラの心臓部でもあるバッテリーが、地元大阪に本社のあるパナっていう理由で、単純に応援させてや〜って気になって、持ってもいない車の株を買ったのであった。

しかし、ある日その株を全部売っちゃう日が来るんや。アメリカN.Y.州にあるバッテリー工場からパナソニックが撤退を決めたニュースが入ってきたんよ。ちょうどコロナ禍直前の大ニュースやった。パナソニックとしては、大人気(おとなげ)ある広報の仕方で、テスラとの提携は続いていきますよ〜ってことやったけど、背景を調べていくと、材料の調達も大変で、丁寧に作るリチウム電池の日本らしいノロマさが、いっぱい生産したいテスラ側の要求に応えられへんてことらしかった。

でも、ウチには分かる。日本のエンジニア達がサボってて作んのが遅いはずがない。日本のモノづくり精神を子供の時から知ってる、真面目で、優秀で、大した給料でもないのに一生懸命に仕事する日本の技術者たちは、世界ナンバーワンなはずなんや。他の国の技術者には作れん価値を生み出す金の卵なんや。なのに、何考えてんの？イーロン君。投資する価値が大アリの彼らのクビ切って、目の前の利を電卓叩いて決めたイーロン君に、オバちゃんさよならを告げたんや。

もちろん、これが別の国で作られたパーツの話なんやったら、オバちゃん、引き続き応援してたかもしれん。でも、違ったんよね〜。ワタシの愛する母国の人々がダメ出しされた瞬間の残念な展開やった。なぜなら、テスラの株はその後、メチャクチャ上がったり、結局乗り換えた外国のバッテリーに問題続出で大暴落したりして、オバちゃんの予想通りの動きを繰り返している。でも仮にまだ持ってたら、一千万円くらい増えてたかもしれん数字になってるのも事実なんよ。でもね。オバちゃん、な〜んもそこに後悔はないんよね〜。だって、もう応援したい、という熱い思いは湧き上がってこない訳やから、株価下がって損失増えたら、余計に腹立つ！

一方で、そんな「日本」が入っていて国際市場で勝負できる「株」は、いっつも注視してまっせ。特に、日本の中だけで利益を求める会社よりは、日本の技術が世界を救うとか、外貨稼げる企業がどんどん増えたらいいのに、と言う願い（相変わらず願うのが好きなんで許してや）から、外国語でWebサイトを真剣に作って、マーケティングしてはるとか、この技術日本が今でもすごいんや、みたいな日本企業に注目。NintendoやSONYなんかはもちろんやけど、名前は有名でなくても日本に明るいニュース届けてくれそうな企業は色々応援してはいるんよ〜。

ただ、アメリカの株に比べると、そうやな増加率は低いわ「日本株」。でも、エーやん。数字の大きさだけで、価値が決まるんちゃうと思うんよ。がんばれニッポン！や！オリンピックで金メダル取るからアメリカの選手応援する？ちゃうやん。自分の国代表として、ものすごい練習して、日本背負って、直向きに頑張ってくれるから、感動するし応援できるんやん？

メダルの数だけで、オリンピックの価値決める人って、株式投資でも儲かるかどうかの指標だけで売買する人。プロなんやったら分かるけれど、オバちゃんの場合素人やしな。がんばれニッポン！今年の夏は暑いで〜。負けたらアカンでぇ。メダルいっぱい取りに行くでぇ！応援してるで〜！！！