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見栄なし投資法:[投資は究極の推し活や]

オバちゃん、白状します。初めて「オシカツ」って言葉聞いた時、ウケ狙いじゃなく、串カツと豚カツが頭に一瞬過ぎって、いや、ちゃうなあ、就活の方やな、って思い直して、でも、就職活動の何を推すんやろう、、、と、一人頭の中で、あ〜でもないこ〜でもない、って、グルグルしてました。

で、自分の好きな個人や団体を応援する活動なんや、と聞いて、なるほどなるほど、となっとってんね。ただオバちゃんの若かった時代、大好きな歌手の推し活なんて、お小遣い貯めて、レコード買ってあげるしか方法知らんかったよね。ブロマイドとか言うのを持っているお友達も多かったけれど、オバちゃんは、そんな写真やら歌手が写ってる雑誌買うんやったら、大好きな漫画買いたかったから、まあ大した推し活経験は全くしてへんて事になるわあ。

それがな、投資を始めて分かったのは、「投資に推し活」の気持ちは、ものすごく大事やって事なんよ。見栄なし投資法のルールの一つでもある。これはパブリックに載せて、投資のプロとか関係者にメッチャ怒られる発想かもしれんから、先に断っておくけど、オバちゃんの独断と偏見のアプローチやから、一切責任は取りませんので、分かっておいてや〜。

今回はオバちゃんの一番最初の投資の話から始めるで。オバちゃん、投資始める前のある誕生日の頃、家に届いた「ねんきん定期便」て言うのを、初めてよく読んだことがあるんよ。そしたら、そこにオバちゃんがもらえる推定の年金額と年齢が書かれてあった。もちろん、まだ「推定」や。でも、その金額の低さにビックリして、宛先の氏名が自分の名前かどうか何度も見返した。サンカラゴ。残念ながら合ってるわ。

で、ああ働かれへんようになるくらい歳とったら、1ヶ月こんな金額で暮らせって、学生時代の最低賃金アルバイトより低いやん。いや、え?ウッソぉお、ってなったんよ。

で、これは、きちんと貯金せなアカンと思って、定期預金の率調べてみたけど、あかん、間に合わん。てなったの。で、もう貯金じゃアカン、投資するしかない。それで、証券会社に口座を作ったわけ。それで、そこの証券マンに、勧められて買うてみたよ「投資信託」とやらを!何が起きたと思う?

ここ数年、NISAが始まって日本全国投資ブームやん。記録のために付け足すと、これ書いてる2024年春夏は、何十年ぶりかの円安やら株価高値更新の真っ只中。ちょっと前に買うてみたアメリカ株が上がっている人いっぱいいるはずや。もしかしたら、ああ、株って儲かんねんなあ、もっと早く手を出しておけば良かった。大して難しくないやん、そう思ってはる方もいはるやろうなあ。

でも、覚えておきなはれ。株は怖いんや。大暴落がいきなりやってくる。リーマンショックやらコロナやら、1日あったら、株価の数字なんてひっくり返るんやで。オバちゃんは、そんな時に始めたわけではなかったんやけど、大きな株屋さんのベテラン証券マンのお兄ちゃんが勧めてくれた「初めての投資信託株」は、手数料が引かれたあとは、当分の間プラスになったことがなかった。それどころか、オバちゃんのなけなしの全貯金数十万円はどんどん目減りしていったんよ。

オバちゃんは後悔し始めていた。あああ。定期預金の方が良かったやん。絶対減らんし、約束の期間預けておけば、微々たる額でもプラスの数字が付いてきたのに。。。その投資口座の残高を見る度に、なんか、あの証券マンが着ていたスーツがちょっと高そうやったのを思い出し、ウチのお金、あのお兄ちゃんに貢いだだけなんや、なんて思った。そう。推し活したい相手でもないのに!!!

そんな訳で、オバちゃんは自分の買ったその投資信託が、元の数字に戻るまで、絶対に売らない、と決めた。それが全部なくなっても、あのスーツを着た証券マンに貢いだ自分への戒めを思い出すために、その目減りする株を持ち続けたんよ。

何年かかったと思う?元通りになるのに。5年や5年。この5年の間、この株はこんなこんな企業がいっぱい入ってて明るい将来が見込めますよ〜、と10分程度の説明されただけで、ホイホイそうですか?とゴキブリになって館に入ってしまった自分を恨めしく思ってたわ。

でも、こんなところではクタバランぞ。そういう気合いはあったけど、オバちゃん働きすぎかなんか分からんけれど、当時ちょっと体調が悪かった。気合いが空回りするかのように、病院に行く回数は増え貯金は減っていってた。でも、お医者さん達は、働きすぎでしょ。どこも悪くありませんよ、しか言いはらへんのよ。困ったなあ、って思ってね。自分でできることは、自分で調べるしかないんやなあ、って思って、本を読み出したん。そしたら、本屋で本を買うより、アマゾンで内容の要約を読んで買う方が、自分が読みたかった、この情報が必要だった、って本が手に入りやすいのに気づいたわけ。

そうしてアマゾンの本を注文しているうちに、オバちゃんもう一つあることに気づいたんよ。アマゾンが、なんでか知らんけど、この本を買った人はこんな本も読んではります、(関西弁では書かれてへんけど)って、同じ著者とか、関連本を次から次へと提案してきたんよね。ふむ。それに、確かかどうかも分からんインターネットの情報を闇雲に集めるより、きちんと裏付け証拠やリソースも書かれてる本の方が、短時間に有益な情報が集められることが明らかやった。買う本買う本、本当に助けになることが書かれたわけ。

それでやね。オバちゃん、どうやって、アマゾンのサイトがオバちゃんの好みとか必要に合わせて、本を推薦してくれるかテクノロジーも調べてみたんよ。それで、あ、このサイトめっちゃすごい、って思ったん。ただインターネットで本を売るサイトじゃないやん、って分かった。で、そんなことより、健康を取り戻して病院に行かなくてよくなった治療法は、相手は見えんけど、アマゾンやったなあ、って、メチャメチャ感謝したんよね。

そういうことがあって、オバちゃん実はお礼のつもりで、アマゾンの株をホンマにちょびっとだけ、その時買うたんよ。もうなくなってもエエわ思って。お礼やから。それこそ売れてないアイドルに、ありがとう。あんた才能あると思うで、頑張ってや、みたいな気持ちやったなあ。おまけに、その時はな、証券会社のアマゾンの株予測は「買わん方がエエ」アドバイスやったん。だから安かったんよ。でももう、証券マンの言うことがまぁったくアテにならんことは経験済みやから、誰が何言おうが耳日曜や。

そしたら、どういうことになったか、これ読んではる人の中には知ってる人もいはるでしょうね?アマゾン株の高騰は、株式市場の歴史でもとんでもない成功の一つや。プロの大物ファンドマネジャーでアマゾンの初期の株を買うて2000%(20倍)になってるって自慢している人の記事読んだことあるわ。でも、それが記事になってるってこと自体、予想してたプロも少なかったってことなんやろうね。

でも、実は、オバちゃん、ほとんどその大成功パーセンテージに近いんよ。ただ20倍近くても、買うた株数がお年玉くらいなもんやから、総計額としては、ほんまに大した数字ではないんよ?でも、誰がなんと言おうと、自分がお金なくなくなっても応援したいと思う推し活の相手見つけたら、なんと応援してくれてありがとうございます、言うて、もっと頑張って、恩返しまでしてくれる相手やったって話。投資の醍醐味を教えてくれたと思うわ。

アマゾンの株上がるばっかりと違って、一番高かった時と比べると半分近くになったこともある。でも、病の回復助けてくれて、しかもまだ他にはできてない技術を作ってるのが見えた、推し活するに相応しい出会いの相手やった。

みなさん。聞いておくれや。誰かの勧めを聞くのは良いけれど、勧める人の好みに合わせてても、自分が心から推し活する相手に巡りあえへんことも多いんですわ。でも自分がファンなら、応援する相手が弱っている時ほど、静かに見守っていてあげる時間が必要なこともあるやん。推し活できん会社の株買うても、その株上がる気セーヘンのちゃうかなあ。上がって欲しいねんオバちゃんは。推し活がこんなに楽しいことやったなんて。この歳で初めて知ったがな。なぁ。

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