【この歌詞がイイ!】『ハレ晴レユカイ』より「ナゾナゾみたいに地球儀を解き明かしたら みんなでどこまでも行けるね」


私、恥ずかしながら『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んだことも観たこともない人間です。某アイドル番組のカバー歌唱でこの曲を知りました。でも、涼宮ハルヒがどんなキャラクターなのかすら知らない状態でこの曲を聴いたとき、「うわ、この歌詞すげえ」と震えました。震えたんです。ぞわっと。


この歌詞のすごさは、前後の文章で意味がつながらないのに何だかわかるような歌詞になっている、ということ。
「ナゾナゾみたいに地球儀を解き明かす」ことと、「みんなでどこまでも行ける」ことは、冷静に読めばつながりません。だって、世界中の名物を知るクイズ王が世界中を旅できるとは限りませんし、逆に知識が何もない人間がリュックひとつで世界中を渡り歩くことだってできます。
でも、この歌詞を聴いたとき、意外とすっと理解できるような気がするんですよね。「いやいや、どういう意味やねんこの歌詞」、と立ち止まることがない。ふむふむ、とそのまま流してしまいそうな、絶妙なバランス。
そしてこの歌詞の奔放さは、聴いた人間に「ハルヒってこんな小説/アニメなのか! おもしろそう!」と思わせることができます。素晴らしいアニソン、素晴らしい歌詞だと思います。


それではまた次回お会いしましょう、ぐーばい!

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