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poconen
それはきっと、あの頃の私に届けるための。
ある日から、ぱたりと読書のペースが落ちた。興味があるから手に取ったはずなのに、読みたいなと思っているのに、読み始めた途端に思考が止まってしまう。
ちがう。
これじゃない。
楽しくない。
ようやく気づいたこと。
絵本や児童書は、読める。
ホッとする。
絵がワクワクする。
やさしい言葉が心地いい。
自由な発想と世界観が、うれしい。
あぁそうか、私は今、あの頃に戻っているのかもしれないな。
ある人によれば、私は9~10歳頃から、ずっと良くないタイミングで我慢して生きていて、いろんなものがズレてきているんだそうです。
その頃って、どんなだったっけ?
じわじわ~っと思い出すと、なるほど確かに、自分を押さえ込み始めた頃だったかもしれません。
今は、大人になった私が、あの頃の私に読み聞かせをしてあげてるのかも。
ねぇ、次はどんなお話を読もうか。
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