コーヒーと銀河鉄道
第2話 不思議なクリスタルカード
幼なじみの郷野始域(ごうのしいき)と別の女子同級生らと一緒に、『コメヤ珈琲店』のバイトのことを店長との電話のやり取りで事前に休めた小倉染幸(こくらそめゆき)は、リニューアルオープンした雑貨喫茶店『山々裏見亭(やまやまうらみてい)』に軽食事を済ませた。
そこの食事は毎日コロコロ変わってとA定食とB定食が選べられる。ドリンクが無料とリーズナブルな値段で、地元の学生の間では、何かと人気を誇る。
「小倉染幸さん」知らない不思議な若い紳士が立ち寄って小倉に話しかける。
紳士は名を挙げた「僕の名前は、四条金吾と申します。」
「僕はね、遠い宇宙からやって来た人なんです。」と拍子もない発言に高校生の同級生らがキョトンとびっくりする。
続けて紳士はこう言う「染幸さんに大事なプレゼント、つまりこの万能なICカードを授けようと神からのご命令でして、あなた宛に私はその役目としてやってきました。」男は手品のように手からすっと取り出したのではありませんか!!そのICカードは、「全銀河旅客鉄道会社」と刻字され、金剛石のように虹色の無色透明な見事に美しく、学生一同と染幸は戸惑い隠せない状況でした。
「この万華鏡のようにキラキラしたカードを受け取ってみませんでしょうか?もちもん、タダであげます」と紳士は言い続けて「この透明な六方晶金剛石のICカードは全宇宙、全銀河団のお金にも変換でき、なんでもショッピングなどのキャッシュレス決済できるぐらいの超高額なお金が沢山あります。もちろん持っている差し出しされたあなたのお名前がご記入されます」
176cmで5月19日生まれの血液型A型をもつ郷野始域は、「どんぐらいの金がいくらか?」
「ごもっとも、日本円で言うと、十京円からそれ以上も有るが、その人の魂とオーラの強さによって異なる金額が出るだろう」紳士は言った。
みんなが「ええーっ!!??」とおどろき、染幸らの学生らの耳にするためを紳士のオーラバリアで包まれた状態で防音となり、食事や団欒とした他の客には聞こえてない。
若紳士の言葉「デンランチュウ号に乗ると良いよ、ごっついほとの豪華けんらん、Wi-Fiスポットにもあるが、それよりも超えた「LiFi」があるよ」
その紳士はサンジェルマン伯爵なのか釈迦如来なのか、四条金吾は坂本龍馬の和歌に「世の人は我を何とも言えば言え我成すことは我のみぞ知る」の句をこう呟く。
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