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ギフテッドが身につけるといい3つのこと

こんにちは~ 前回記事の最後でギフテッドが身につけるといいこと3点を述べました。今回はその3点について掘り下げて記事にしたいと思います。その3点とは以下の3つです

  1. 相手を否定することなく自分の考えを伝える能力

  2. 難しい言葉を使うことなく言語化する能力

  3. 共感能力

アサーション(相手も自分も尊重する)

一口にギフテッドと言っても
いろいろなタイプの人がいます

思考能力が高いと言えばいい風に聞こえますが
考え過ぎてしまう人も多いです

批判的思考クリティカルシンキングをする人が多く
みんなが盲目的に正しいと信じていることを
本当に正しいか検証しようとする癖があります

その結果 多数派と衝突する意見を持ち
激しく対立してしまうことになります

能力に恵まれたギフテッドなどは
多数派を見下した態度を取り
孤立を深めてしまうことも、、、

人に理解してもらえず
苦しむことになります

その状況を抜け出すためには
アサーションを身につけることを
おすすめします

アサーションとは
自分も相手も尊重するスタンスのことです

多数派とは違う意見を持った時に
多数派を攻撃し対立するのではなく

相手を尊重しつつも
自分の意見を伝える方法を
訓練して身につけていくことができます

意識してほしいのは
○○すべき
○○でなければならない
という考え方・言葉を捨て

○○してほしい
○○したい
という言葉に変えていくことです

すると驚くほど
自分の考えが尊重されるようになっていきます


そしてもう一つ
自分も尊重する
ということを肝に銘じてください

共感能力の高いタイプのギフテッドは
誰かが傷つくと自分がそれ以上に傷つくため
誰も傷つかないように行動してしまいます

僕は『倫理観の奴隷』と呼んでいますが
自分の気持ち・心の声に耳を傾けず
人の気持ちに振り回されて生きてしまうと

自分の気持ちや自分が何者かも分からなくなり
自己肯定感が低くなり
精神的に苦しい状況に追い込まれていきます

自分の気持ちに封をせず
周囲に反発されることなく
自分の気持ちを伝えていく
アサーションを身につけると
生きるのが楽になると思います

語彙力の高さは仇になる

ギフテッドは興味・関心があることを
貪欲に学びます

けれども学んだ結果
通常の会話に専門用語が多くなり
その分野を学んでいない人と
会話が成立しなくなってしまうことがあります

僕もスーパーで働き始めて
普段何気なく使っていた四字熟語などが
周囲に通じないことを思い知らされました

人は理解できない言葉を使われると
『賢ぶりやがって、ムカつく』
『何言っているのか分からない
 日本語分からないバカ』
という反応を示すケースが多いです

面白がってくれる人もいますが少数派です

語彙力が高いことは
本来はいいことなのですが

言葉というのは
自分の考えや気持ちを
相手に伝えるための道具でしかないので

伝わっていない時点で
道具の使い方が下手=語彙力がない
と同じ状態なのです

理想を言えば
小学生にも分かるような言葉だけで
自分の考えを説明できるようになることを
目指してほしいですね

共感能力を磨く

共感能力が高いタイプのギフテッドがいると
先ほど言いましたが

共感能力が「高すぎる」タイプがいるのです

高すぎるというのは
相手の感情を予測し脳内で補完してしまう状態

言い換えるならば「妄想」です

そして若い世代が陥りがちなのが
自分がこの場面でこう感じるから
相手もこの場面ならこう感じるだろうと
予測して行動してしまうことです

相手の感情を予測して行動し
疲弊してしまうのです

そうしたギフテッドに伝えたいのは
物事の受け止め方・感じ方は人それぞれ
自分と同じようにみんなが受け止める訳ではない

ということです

これに気がつくだけで
自分が深刻に受け止めていた割には
意外と誰も気にも留めていない
ということが見えてきて
心が楽になっていきます


そしてもう一つ
自分が苦も無く身につけられたことが
他の人も同じとは限らない
ということに気がついてほしいです

人は得意なこと 不得意なことの差があって
自分が苦もなくできたからといって
他の人もそうであるとは限りません

ギフテッドは
興味があることの習得速度が速いので
(興味がないとからきしダメなんてことも)
それが普通と思って周囲と接すると
衝突してしまいます

例えば僕が
『京都大学なんて
 勉強すれば誰でも簡単に入れる』
と言ったりするとカチンときますよね、、

自分と周囲との差に気がつく必要があります


ここで2点挙げましたが
共感能力を磨くというのは

自分が周囲とどれくらいズレているのかを知り
周囲の人がどの位置にいるのか
いる位置は人それぞれであることに気付き
多くの人に共感できるようになること

を指すのです

ギフテッドやHSP気質の人が
性格診断にドはまりする人が多いのは
この課題を解決しようとしているからです

ただ性格診断を掘り下げるだけでなく
具体的にどのように人と接していくかを
実践していくことに重きを置いてほしいな~
と僕は願っています

最後に

ギフテッドを支援するには
本記事で紹介した3つの能力を伸ばす必要があると
僕は思っています

  1. 相手を否定することなく自分の考えを伝える能力

  2. 難しい言葉を使うことなく言語化する能力

  3. 共感能力

いかがだったでしょうか
感想などがあればコメントをもらえると嬉しいです

今回はここまで
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。