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静岡が誇る日本酒

大学を卒業してから静岡へ来たころ
お世話になった先生や友達になった人には
日本酒好きが多かった。

それまで日本酒には馴染みがなかったのだが
飲み会があればきまって日本酒を飲む
流れになるし休日に酒蔵見学などもした。

そういう生活から日本酒に
どっぷりハマるまではいかずとも
居酒屋を選ぶときの基準は
美味しい日本酒がありそうかどうかで
旅先で絶対買うお土産は日本酒なくらいには
好きになっていたと思う。

静岡の日本酒は、使用する水の質が良く
県が独自で開発した酵母を使用しており
フルーティーな香りの日本酒ができるそう。

とは言え、静岡の地酒も種類が豊富にあるので
どれを飲めばいいか分からないという意見や
そもそも静岡の日本酒なんて飲む機会ないし
という声も聞こえてきそうである。

なので、この機会に
静岡の日本酒をもっと知ってもらいたい、
いつか静岡に来たときに飲んでもらいたいという想いから今回は、静岡の代表的な日本酒を紹介していくよ。

それでは、どうぞ。


★  静岡 日本酒 一覧

臥龍梅(がりゅうばい)

静岡の日本酒と言えば「臥龍梅」
臥龍梅と言えば静岡

地元では定番のお酒で
静岡へ最初に来たとき飲んだ日本酒も臥龍梅。

JR草薙駅近くにある居酒屋「もちづき」で
よくご馳走になりました。
お店の宣伝にもなるけど、桜えびや黒はんぺんはもちろん〆の稲庭うどんとの相性がグッド。

磯自慢

日本酒好きなら知らない人はいない逸品。
洞爺湖サミットで振舞われた品としても有名。
一番高いものは1本驚きの11万円…!

個人的には、静岡市の用宗という場所で獲れたマグロやカツオの刺身と一緒に味わえたら最高のマリアージュこと間違いなし。
磯自慢は、日本料理だけでなくフレンチやイタリアンデザートにも合う万能なお酒。

開運

名前の通り縁起の良いお酒としてお祝い事の
贈答品として送りたい日本酒。

高級なものはそれなりのお値段だが
開運は比較的リーズナブルな価格で
上品な質のお酒を提供することをモットーにしているため消費者の懐にも優しいお酒。
冷やはもちろん、ぬる、熱燗など
どの呑み方でも合う一品。

正雪

個人的に一番好きな日本酒。
初めて日本酒を美味しいと感じたのが正雪だったので思いでもあるお酒。
桜えびが豊富に獲れる由比で造られているお酒なので桜えびのかき揚げと一緒に呑むといいかも。

初亀

初亀は、辛口が多い静岡地酒の中では
甘口寄りのお酒なので女性にもおすすめの1品。

そう言えば、大学で気になっていたあの子も初亀が好きと言っていたな。(遠い目)

喜久酔(きくよい)

こちらは藤枝の老舗酒造「青島酒造」さんで
造られているお酒で、その特徴は
米作りからこだわっていることだろうか。
自分で作った米から日本酒を造りたいって
日本酒造りに対して強いこだわりを感じる。

冷やすよりも常温かぬるま湯で呑むのがおすすめで白身などの魚系と合わせるとよりグッド。

杉錦

こちらも藤枝で作られている日本酒。
初亀、喜久酔もそうだが、藤枝市近辺で醸造されている日本酒はレベルが高い。

昔、杉錦の飲み比べをしたことがあるが
作り方の違いで味わいが大きく異なるのが
当時の自分には新鮮だった。
正直、日本酒はどれも似たような味だと思ってたので…(すいません)

おんな泣かせ

一度吞んでみたいなと思いつつ
いまだ呑めていないお酒。
藤枝のお隣島田市で製造されている。
名前からインパクトのあるお酒で
産みの親である大村屋酒造さんでは
若竹鬼ころしという日本酒も販売されているのでどの商品も独特のネーミングセンス。

店主いわく、「赤身なら鬼ころし、白身なら
おなな泣かせ。」とのこと。

英君

こちらは静岡市清水区で作られている日本酒。
酒蔵が山中にあり日本酒を造るには
少し特殊な場所に位置しているのだが
どうやらここでは上質な湧き水が採れるかららしい。

どんな食事にも合う日本酒をテーマにしている
英君は、何を合わせるか選ぶのに困らないと思う。

喜平

こちらも静岡市で作られているお酒。
だが、使用している水は南アルプス水系の1級河川である安倍川の伏流水で英君とはまた異なる。

静岡市は温暖な気候下などの原因から日本酒造りが難しいとされ一度は、岡山に拠点を移して製造されていたみたいだがどうしても静岡で造りたいという想いから戻ってきたというエピソードを聞くとなんか泣ける。

高砂

こちらは、富士宮市で造られている
淡麗で辛口な味わいが特徴のある日本酒。
静岡の日本酒は、基本、淡麗・辛口の味わいのものが多いが、こちらはその代表格でないだろうか。なので、そういうのが好きな人にはおすすめしたい。

煮つけや油でこんがり焼いた魚など
ちょっと濃いめの味付けの料理と合う。

白隠正宗

こちらはラブライブの聖地、沼津の日本酒。
メディアだとラブライブ関連で注目されることが多い沼津だが、海鮮系が美味しいことでも有名。

沼津港で提供される海鮮丼は控え目に言ってもおすすめだしたしか干物の生産量が全国トップクラスなのでそれらと組み合わせると最高かなと。


★ 静岡 日本酒 味マップ

淡麗・辛口が多い静岡地酒ですが、その中でももう少し細かくマッピングしてみたもの

※一応、調べてはいますが多少制作者の主観が入っている点ご理解の程よろしくお願いいたします。
静岡で日本酒を呑む際の参考になればと。


以上、静岡の代表的な日本酒紹介でしたー。

日本酒を覚えた頃は呑み方を知らず
無茶苦茶な飲み方をした結果
泥酔することが多くって
先生と先輩に担がれて家まで送ってもらったり
翌朝起きたらiphoneを失くしてたりと
(なぜか店の前にある花壇にぶっ刺さってた…)
色々しくじることばかりだったですが、うん、まぁいい経験だったかな。

そんなお酒の失敗を経験しつつ
日本酒って気の置けない友人たちと
落ち着いた空間でゆっくり嗜むのが至高だと
気付いたのは社会人になってから。


今回、静岡にある地酒すべてを紹介できたわけではないが、静岡にお越しの際もしくは近所の居酒屋に静岡の地酒が置いてある際はぜひ、一度飲んでみてください。

それでは、またね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。





参考文献
磯自慢:磯自慢 : 商品紹介 (isojiman-sake.jp)
開運:静岡酵母と能登の醸し人が奏でる祝酒「開運」を解説! | [-5℃]日本酒ラボ (sake-5.jp)
正雪:銘酒紹介 - 正雪 | 株式会社花山 (nipponnosake.com)
初亀:
喜久酔:喜久醉(きくよい) 純米吟醸(青島酒造/静岡県藤枝市) | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」 (sake-times.com)
杉錦:杉錦 生酛(生もと)・山廃造り、純米みりん「飛鳥山」 : 商品一覧カテゴリー : 定番商品 (suginishiki.com)
高砂:商品一覧 – 富士高砂酒造株式会社 (fuji-takasago.com)
英君:英君酒造株式会社 – 静岡の地酒 静岡県酒造組合 (shizuoka-sake.jp)
喜平:喜平 -静岡蔵謹醸- | 静岡平喜酒造株式会社 (shizuokahirakishuzo.com)
おんな泣かせ:島田市に唯一残る老舗酒蔵「大村屋酒造場」。食中酒を目指したこだわりの酒造りと地元への想い | 旅する大井川 (oi-river-trip.com)

読んでくださる方にくすっとなるお話やへぇ、そうなんだとなるような内容をお届けしたいなと思っています!