『コーチングの基本』を読んで ~現状の明確化~
こんにちは、【言語化大好き】たっちゃんです。
前回に引き続き、『この一冊ですべてわかるコーチングの基本』
という本を読んで、感じたことを書いていきたいと思います。
前回は目標の種類や、何を目標に設定したら良いのかについて、
書いていきました。
今回は“現状の明確化”について、感想を書いていきます。
本題に入る前に、なぜ現状を明確にする必要があるのでしょうか。
結論から言うと、目標達成までの道のりを決めることができないためです。
これを登山に例えると、頂上の場所は分かっている(見えている)けど、
正しく現在地(現状)を理解していないと、頂上へ向かう道を組み立てられない状態です。
これではいつまでたっても、頂上に行くことができませんよね。
つまり“現状の明確化”とは、目標(GOAL)に向かう上で、足元を確認する重要な段階になります。
それでは、“現状の明確化”について、解説していきます。
まず人は自分自身を冷静に分析することができません。
その理由としては、人は自分の主観(考え方)だけで現状を分析しようとする生き物だからです。
この主観には過去の成功体験やバイヤス(思い込み、先入観)などがあり、それによって自分自身に都合よく事実を解釈する傾向にあります。
そのため、現状を知るには客観的な視点で自分自身を振り返ることが重要になってきます。
客観的に自身を振り返る4つの方法があります。
・映像や音声に記録して見返す
→家族や友人といるときや、会社で上司や同僚といるときや、
コーチとセッションしているときなどを、撮影または録音し、
見返すことで客観的に自分自身を見ることができます。
・ステークホルダー(家族、友人、上司、同僚等)から自分自身のことを聞く
→ステークホルダーの解釈と自分自身の解釈にギャップが無いか、
客観的に確認することができます。
・コーチからフィードバックをもらう
→コーチは周囲の方とは違った視点で、フィードバックをくれます。
またフィードバックの内容に対して、納得いくまで質問することが
できます。
・自分自身が客観的に振り返る
→各種フィードバック(映像、音声、周囲の方、コーチ等)によって、
自分自身では気づくことができなかった部分を直視することに
なります。その際に下記のような質問を自問自答して、より客観的に
自分自身を分析していきます。
1:何を感じているか、何を感じたか?(自分の感情への客観的視点)
2:なぜそう思ったのか?(自分の思考への客観的視点)
3:どうしたいと思っているのか?(自分の欲求への客観的視点)
このようにして、自分自身について徹底的に客観視していき、正確に現状を理解することで、目標に向けたスタート位置を知ることができます。
感想として、徹底的に自分自身を客観視していくことで、自己認識(主観)とのギャップに恥かしくなったり、辛くなるかもしれません。
それでも、自分自身に真摯に向き合い続け、理解していく姿勢が必要であると感じました。
目標設定では徹底的に自分自身に向き合い、現状については徹底的に自分自身を客観視していきます。
そこから生まれた目標と現状のギャップについて、どのように分析、行動していくのかを次回の記事にしていきたいと思います。
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