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『コーチングの基本』を読んで ~目標達成までのプロセス~

こんにちは、【言語化大好き】たっちゃんです。
 
『この一冊ですべてわかるコーチングの基本』という本を読んで、
目標設定や現状の明確化、そしてギャップの原因分析について、
感想をまとめてきました。
今回は完結版として、目標達成までのコーチの姿勢について感想を書いていきます。


〇目標設定、現状の明確化、ギャップの原因分析の関係について

各項目を登山する場合に例えると、こんな感じです。
・目標設定→頂上(ゴール)
・現状の明確化→出発地点(スタート)
・ギャップの原因分析→頂上までの登山ルート分析
 
登山ルートを選ぶ時には、ルート上で進むのが難しい場所を確認したり、
準備したりします。

〇コーチが持つべき3つの視点

コーチは、クライアントに対して持つべき3つの視点を紹介します。
各視点を使ってコーチは、クライアントに対して適切に関わっていきます。
 
①   Possession:身につけるもの
クライアントが目標達成の為に、身につけるべきものを明確にする。
モデルとなる目標と比較して、提案していく
 
②   Behavior:行動
クライアントが行動を起こせない(忙しい、具体的な行動がわからない等)場合に、行動を起こすための提案していく。
 
③   Presence:考え方、信念
クライアントがこれまで経験によって得ているもの(価値観、考え方、信念)について、否定するのではなく、現状に必要なものは何か、クライアントに問いかけていく。

目標に進んで行動していく中で、直面した課題に対して、クライアントに何が必要なのか、コーチは各視点で見極め、適切に提案していく必要があります。

〇コーチングの3原則

コーチが持つべきマインドを、3原則として紹介します。

①   双方向(そうほうこう)
コーチはクライアントとの会話において、強い先入観や誘導的な質問をするようなコミュニケーションは避けましょう。
会話の中でクライアント自身に、気づきが発生する会話を心掛けましょう。
 
②   継続性(けいぞくせい)
コーチはクライアントが目標達成に向けて、継続的に行動できるように適切なフィードバックや提案していきましょう。
 
③   個別対応(こべつたいおう)
コーチはクライアント一人ひとりに対して、先入観を持たずに個別に対応方法を変えながら、関わっていく必要があります。
別のクライアントと一部同じ傾向だと、同じ枠で考えてしまい、先入観から適切な関りができず、クライアントに対して効果的でない関り方になってしまいます。
 
コーチはこのようなマインドを持ち、クライアントが自走できる状態を、目指していきます。

〇コーチになるために必要なこと

この一冊を読み終えてコーチになるために必要なことは、視点やマインドはもちろんですが、コーチの日頃の行動(生き様)が重要だと痛感しました。
コーチはクライアント以上に、自身の目標へ向けて行動し、クライアントに“生き様”を示し続けていかなければならないと感じました。

最後に、今の現状(仕事、人生)に迷いがある方は、一度コーチングを受けてみて、現状を振り返ってみるのも、良い刺激になるかもしれませんよ。 
 

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