『コーチングの基本』を読んで ~ギャップ原因分析~
こんにちは、【言語化大好き】たっちゃんです。
引き続き、『この一冊ですべてわかるコーチングの基本』という本を読んで、感想を書いていきたいと思います。
これまで、“目標設定”や“現状の明確化”について書いてきました。
今回は、“ギャップの原因分析”についてです。
まず、ギャップとは何か?
結論から言うと、現状から見た目標達成までの距離(差)です。
ここで、1つ知っておいてほしいことがあります。
それは“自責”と“他責”という言葉です。
ギャップ分析を進めていく中では、目標達成のまでの行動は、自責のものを設定しないといけません。
理由としては、他責の行動は自分自身ではコントロールできず、目標に対して前進しているという感覚が薄れ、行動が止まってしまうからです。
他責の発言例は下記の通りです。
・私の仕事/役割ではないから
・他者(家族、上司、友達等)が、決めてくれないから
・他者(家族、上司、友達等)が、そうしろと言われたから
・他者(家族、同僚、友達等)が、動いてくれないから
・他者(家族、同僚、友達等)が、ルールが決まっていないから
このように、主語が他者になっていると、自分自身の行動で変化する幅が小さく、最悪の場合は全く変化できないこともあります。
この‟自責”と‟他責”のことを考えていると私の好きな言葉で、カナダ出身の精神科医であるエリック・バーンが残した言葉があります。
まさに、“自責”と “他責”を表現していると思います。
自力で変えていけることができるのは、自分自身(思考、行動)しかなく、それによって未来が変化させることができる。
しかし、自力で変えられないものは、他人の言動や過去の出来事であり、変えられないものを正しく理解しない限り前進することはできない。
とはいえ、他責な思考になってしまうことはあると思います。
そんな時は、主語を『私』に変えて、自分自身で行動できることを分析してみましょう。
先ほどの、他責発言の主語を変更すると下記のようになります。
・私の仕事/役割で、できることはないか
・私が、決められることは何だろうか
・私は、するべきことは何だろうか
・私が、動けることは何だろうか
・私が、ルールを提案できないだろうか
目標達成のために、徹底的に他責の行動を減らし、自己管理できる行動を見つけることが重要となります。
これまでコーチングに、“目標設定”、“現状の明確化”、“ギャップの原因分析”と進めてきました。
次回は総括として、目標達成までの行動に関して感想を書いていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?