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黒豆

そろそろ祖母が亡くなって1年が経つ。まだ、1年も経っていなかったのだ。

祖母が使っていた鉄鍋で、母が黒豆を炊く。
ぶりカマの塩焼や皿うどんも、教わっていたレシピで作る。
美味しいけれど、「あの味」じゃない。

祖母は特定の宗教に入っていない、お骨も家にある。
祖母はどこに帰るのでしょうか。

どこに行っているのか、わからないから
「おかえり」が言えない。

それとも、いつも隣に居てくれているのでしょうか。
そうであると、信じておきます。

大好きです。
どこに居るのかはわからないけれど、
ゆっくり幸せに過ごしていてくれたら、
嬉しいです。