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人生に生かせる。書いてしあわせになる。「京都ライター塾」第10期 受講レポート VOL.1

「京都ライター塾」

京都在住ライター・エッセイストの江角悠子さんが主宰する
「書くを仕事にする」ために必要なことを学べるのが京都ライター塾です。

ライターに必要なのは「文章力」だけではない。
ライターとして活動するためには「文章力+α」が必要だと、江角さんが本当に知りたかったことを全てつめ込んだ京都ライター塾
ゴールは、「書いてしあわせになる!」



「書ける」は武器になる

SNSなどが発達し、文字を見る機会がこれまでより増え、書ける人が必要とされています。ライターが活躍できる場面は、たくさんあります!

人に話を聞き、言語化し、文章にするのがライターです。
話しを聞く力、言語化する力、文章にする力。
ライターにならないとしても、人生に生かせる武器になります。


「商業ライター」とは?

ライターが活躍する場面は主に下記の3つです。
■Webライター ■紙媒体のライター ■広報・PR

ライターの中でもいろいろなジャンルがある。
(ジャンル の例)
・美容ライター
・映画ライター
・グルメライター
・旅ライター
・スイーツライター
・あんこライター
などなど、多岐にわたります。

自分の「好き」や「得意」があると書きやすい。
好きや得意が分からない人も多いですが、今、見つからなくても
大丈夫。人に見つけてもらうことがあったり、書いているうちに
自分の好きや得意に気づくことがある。


ライターに必要な素質

①「伝えたい」という情熱を持っている人

②読者のために書ける人

③人の話が聞ける人(コミュニケーション能力の高い人)

美しい文章ではなく、読者に伝わる文章を書こう。
読者に伝えるためには素材が必要、そのためにインタビューをする。
「伝えたい」という情熱を持って、取材相手の話を聞く。


どんな風に仕事が進むのか?

①クライアントから仕事の依頼
(日時、拘束時間、締切日、予算などを確認)

②見積書を提出(見積書の作り方は講座6回目で説明)
(もしくは先方からの金額提示)

③取材

④原稿を執筆

⑤先方校正(お店に確認してもらう)修正があれば何度かやりとり→原稿OK

⑥納品

⑦入金

書籍や雑誌は、発売されてからの入金。
書籍の場合、発売までに3ヵ月~1年かかる場合もあり、取材をして原稿も
書いて労力はかかっているが入金は先になるので、入金される時期を
確認しておく。


ライターとして、何を書いて伝えたいのか?

自分と向き合うことはとても大事。
自己分析ノートを書いていくと、自分を知り、理解し、やりたいことが見つかります。

・大切なのは成功することではなくて、「幸せ」になること
・ライターになることがゴールではなく、ライターになって「幸せ」になる
・「本当にやりたいこと」を実現することで、自分らしい人生になる
・やりたいことを見つけてから、「どうすれば仕事にできるか」を考える

*自己分析ノートとは、やりたいことは自分の中のあるはずなのに、なぜか今の自分は気づけていない。そんなやりたいことを見つけ出すノートです。
一人で書いてもいいが、人に話したり、聞いてもらったりすると深掘りできます。

ノートを書く前に、3ヵ月後になっていたい自分を具体的に決めてから書く。
「自分の思ったことを書けるようになっている」という曖昧な目標ではなく、具体的に。

(目標の例)
週に3回noteへ記事を更新できるようになっている
ライターの仕事をして3万円以上稼いでいる
Webサイト「〇〇〇」に企画書を提出する
2500文字の記事を、自分のブログで公開する


屋号・ビジネスネームを考える

屋号は、フリーランスとして活動するときにあると便利です。
活動する名前(ビジネスネーム)を考える

(ポイント)
・分かりやすさ
・覚えやすさ
・検索されるか?

本名を出したくない方や、専門性のあるライターになりたい場合など
あると便利です。


ブログで情報発信をしていこう!

自分を知ってもらうことがとても重要で、情報発信をしているとそれに返してくれる人がいます。
(江角さんの場合、ブログ経由でくる仕事の依頼が8割、紹介が2割。)

「実績がないから書かない」ではなく、自分を知ってもらう、分かることで信頼につながる。どういう人なのか分からない人に仕事を任せようとは思わない。

情報発信することのメリット

①自分を知ってもらえる
②自分と似た感覚の人が集まってくる。興味を持ってくれる。
③応援してくれる人が増える
④いろんなチャンスが巡ってくる


ブログを書くことの効用と、書けない理由

①考える習慣がつく
主観的に書くということは、改めて自分がどう思っているか考える必要がある。

②自分と向き合い、自分が何を考えているのかが分かる
商業ライターは客観的に書くため、自分の感情は二の次で自分の気持ちが分からなくなる時がある。商業ライターは客観的、ブログは主観的に書くという使い分けすることで、自分の感情を忘れない。

③知識が定着しやすくなる
書くことでまた思い出す作業をするので、定着する。

④アウトプット前提なので、聞き方が変わる
真剣に聞くと、話す相手の気持ちも変わる。いい情報が入る。

⑤物事のいいところを見つけられるようになる
必ずいいところがあると思って見ていると、いいところに目が行くようになり視野が広がる。自分の長所・短所も分かるようになる。

ブログが書けない、書きたたくても書けない理由は?

▶私なんかが書いて意味あるの?
私にしか書けない文章がある。自分で見て、聞いて、体験した感想は自分だけのもの。
主観を交え、一次情報を書く=自分にしか書けない文章
*一次情報とは、直接見て、聞いたこと。

▶私よりもっと詳しい人がいる
今の私だからこそ書けることがある!
初心者には、初心者にしか書けない文章がある=強み
経験者だからこそ書ける文章がある=強み
そのときの立場、リアルな事情が書ける。同じ目線だから伝わりやすい。

▶書いて、まわりの人にどう思われるか怖い
誰も気にしていない、されていないと思えば怖くない。
まずは、自分のためだけに書く。
誰かの役に立ちたい、有益な情報を発信したいという思いは後回し。

▶間違えたことを書いたらどうしよう
正しい情報を書けばいい。
感情に不正解はないので、みんなと意見が違っても大丈夫。

▶上手く書けないから書かない
ブログの場合、文章の上手さは求められていない。何を書くか?が大事!
はじめは書けなくて当たり前なので、上達するためにどんどん書く。
上手い人でも、日々書く努力をしている。


潜在意識がイやと言っていることはできない

潜在意識(無意識)は全体の90%を占めているのに対し、顕在意識(意識的に動ける)は全体の10%と言われている。
潜在意識でイヤだなと思っていると、顕在意識でどんなにやりたいと思っていても、潜在意識の力が強いので動けない。

潜在意識は気づくと変わる。
意識は変えられるので、今、書けないという方は、書いてもいい!と自分に許可を出してあげてほしい。


感想

「書いてしあわせになる」このフレーズを見たとき、とても興味が沸いて
魅力的だなと感じました。
ライターになるための講座だけれど、自分を深掘りしていく作業(これがすごく難しい)はライターにならなかったとしても、今後の人生に生かせるとすごく思いました。
「感情に不正解はない」、「書いてもいい!」と自分に許可を出す。
書くことに不安を感じるけど、この言葉のおかげで
自分にしか書けない文章があると信じて書けそうな気がします。

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