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シャフトを考える

NS950neo

これが私がハイブリッド、アイアン、ウェッジに入れているシャフト。言わずもがな日本シャフト製のいわゆる軽量スチールに属するモデル。このシャフトは前のアイアンを2021年5月に新調した際に工房でフィッティングをして選択。

重量以上にしっかりでアイアンの性能を活かす

そんな謳い文句を工房店主に言われ、その気になって選んだ。だが、結果としてその後に結構触れ合ったクラブからのフィードバックで工房店主の戯言ではないなと感じる事になる。

重すぎるシャフト、硬すぎるシャフト

私の周囲はゴルファー多数。当然ラウンド回数、練習回数もそれなりにあるので、自身のクラブスペックと違うものに出逢えば出来るだけ触れることにしている。何度か練習場で打ち、時には現場で借りて打ち感じた事は  "結構ヘビースペックが多い?"  という事。ダイナミックゴールド、KBSなどの舶来モデルからモーダスの様な日本モデルまで全体で共通だがカタログ値で105〜125gクラスのアイアンシャフト利用者がとても多い。私の年齢と同じか前後にも関わらず、中にはフレックスXやSXという猛者もいる。拝借しても鉄棒の様で、私のフィジカルスペックでは練習場では振れるかもしれないが、現場では恐らく無理だろうと感じる。

(特に後半に)ショット乱れませんか?

ヘビースペック使用者に限定しているわけではないが、上がり3ホールに限らずそれこそ日によって同じコースでラウンドしても調子(スコア)が大きく変わる人が散見されるが、一因としてクラブのヘビースペックがある様に感じる。アイアンシャフトのみならず、ドライバーも同じでこちらは硬さが優先しているかも知れない。加えて意外にもフェアウェイウッドとハイブリッドは軽いシャフトを使っているプレーヤーが多い。昼にビールを飲む、18ホール歩くことを科しているので段々認識以上に疲労が蓄積する等要因は様々だが...。

合うシャフトを選択、ただし基本セオリーはおさえた方が良い

基本的な事であるがクラブ重量フロー(クラブ総重量とシャフト重量)はウェッジ〜ドライバーに至るまで段々に軽くなるようフローさせる事が望ましいと言われているようだ。私のセッティングは重量フローに加え、シャフト振動数やあまり無関係と言われるがスイングバランスも整調している。整調した理由はミスをこれ以上クラブの責任にしたくないので。その明確なるメリットはあまり分からないが、クラブスペック要因の実例として、私の周囲でシャフト重量フロー崩壊が要因で大きなミスを多発する人が、フィッティングし修正したら見違えたということは複数ある。(一番多いかも知れない)

絶好調の自分に合うスペックでなく、平均的な自分で結果が出るシャフトを選ぶ

実のところ今のNS950neoが自身に合っているのか?は確信がない。しかしながら、この1年間でクラブの断捨離など他の要因もありながら平均スコアが大幅に纏まりつつある現状から合っていると判断している。欲を言えばベスト更新が伴えばとも思うが、あくまでも平均値全体が改善される事が重要であり、付け加えるとミスの傾向も一定だ。余談になるがNS950neoの中にも味付けをしている。

●ウェッジ NS950neoフレックスR
・フルショットもするが、打ち分けを多用する。
・ハーフやスリークオーターショットの中で "シャフトはしなって" 欲しい。

●アイアン NS950neoフレックスS
・フルショットが基本。
・ドローフェードと球種打ち分けをするので "リニア" に反応して欲しい。

●ハイブリッド NS950neoフレックスR
・フルショットが基本で "球は上がってほしい"(グリーンを狙うので)。
・アイアン程ではないが球種の打ち分けをするので "適度" に反応して欲しい。

ドライバーシャフトはしなりが必要(特にアマチュア)

これは私の個人的意見。平均的なアマチュアを対象に考えた場合。重くて、硬いシャフトを使い切れているプレーヤーがどれほどいるだろうか?本当にプロの様なシャフト必要?本当に体の捻転などを使ってスイングし切れているか?そしてそのスイングが一定なる再現性でスイングしてるか?

私も含めて多くのアマチュアが重く硬いシャフトより、重量はさておきしなるシャフトの方がメリットが大きいと考えている。

・ねじれ=トルク値が大きい程捻れ、小さい程捻れない。
・しなり=振動数が大きい程硬く、振動数が小さい程柔らかい。


上記以外にキックポイントなども厳密に言えば関係するかも知れないが、言いたい事はハードスペックシャフトはF1車のハンドルの様に少しの動作にもリニアに反応し、スイングミスのあるがままをヘッドに伝達する可能性が高い。(ミスが誤魔化せない度合いが高い)反面、一般スペックシャフトは一般車で例えればハンドルの遊びの様で、スイングミスを遊びの範囲でヘッドに伝達し緩和することで大きなミスに現れにくい可能性がある。スライスやフックがあっても即死(OB)にならない範囲に収まる可能性である。またでんでん太鼓の様にしなりの運動要素はクラブヘッドを加速させ、飛ばす事にも好影響要素が多い様に感じる。(韓国のAutoFlexの様に)

工房や店舗でのフィッティングが面倒、手間というコメントもよく聞くし、SNSな動画で多くの情報が流通しているが、あえて自身のスイングを  "計る" をすすめる。しかも定期的に。平均的な自分の把握を客観的にテクノロジーを用いて計る。スイング動画を撮る事と同義だと考える。

上達を遠回りしないの一手段となる事を期待してメモを残す。

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