りつ

こんにちは。りつです。 現役ホームヘルパーとして、日々の疑問や、思いついた事などを、気…

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こんにちは。りつです。 現役ホームヘルパーとして、日々の疑問や、思いついた事などを、気軽に発信していきます。 ブログ「かいごのかいご」 https://kaigonokaigo.com を運営しています。

最近の記事

楽しい訪問介護|ホームヘルパーが語る介護現場の実態とは

こんにちは。常勤で訪問介護のヘルパー&サ責をやってます、ありすりつです。 「何が楽しいんじゃい」と思ったそこのあなた! 私も最近テンション下がり気味です。報酬アップのニュースも、訪問介護においてはネガティブな内容が多いですね。 今回はホームヘルパー歴10年以上の私が、なぜこんなに長く訪問介護の仕事を続けてこられたのか、何を心の指針としてやってきたのかを、伝えていきたいと思います。 まず最初に、何度この仕事を辞めたいと思ったかわかりません。 かつて3Kと呼ばれた有名なフ

    • 在宅生活を選んだ父の話|昭和の男

      訪問介護士として働いています、ありすりつです。 今回は要介護状態になった父が、在宅生活を選んだお話をします。 父は「男は大きくいかなあかんのや」が口癖だった昭和の世代の男。 しかし零細企業を大きくできなかったように、豪快に憧れながら成りきれない不器用な人でした。 洗面所を通りすぎると、いつも水道の水をじゃばじゃばに出して、洗面台をびちゃびちゃにして顔を洗っていた父。 「水もったいなくない?」と私。 「男がちまちましとったらアカンのや」 指の間からフォスフォス息を噴出させ

      • 良くも悪くもHSP。

        こんにちは、訪問介護職で飯食ってます、ありすりつです。 みなさん「HSP」ってご存じですか? Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で「とても敏感な人」という特性を持った人を表す用語だそうです。 病気や障がいではなく、5人に1人はそういう気質を持っているという事だそうで、だったらそんなもんは名づけるまでもなくほぼほぼ普通なんじゃねぇかと思ったものでした。 その用語を知ったのは数年前。芸能人の田村淳さんの「実はおれもHSP

        • 私がブログを始めた理由|noteを始めた理由|と簡単プロフィール

          こんにちは。現役ホームヘルパーでブログ「介護のかいご」を運営しています、りつです。 今回は私がブログやnoteを始めたきっかけ、理由についてお話したいと思います。 ブログを始めた理由 まず私がブログを始めたのは1年前。 昔から出不精で、小説好き映画好きのインドアだった私が、介護のお仕事を始めて最も苦手としていたのが移動支援でした。 自分が外出苦手というか好きでないのに、どうやって他人様の外出を支援できるのか。 地元であるくせに、行先を任されてしまうと全く何をすれば

        楽しい訪問介護|ホームヘルパーが語る介護現場の実態とは

          飲食店に入るとき、ヘルパーは必ず注文しなければならないのか|外出支援あるある②

          こんばんは。時にガイドヘルパーをしていますありすりつです。 移動支援の時、自分の飲食代についてはヘルパーの全額自費負担、ということに私の事業所ではなっています。そこには何の疑問も不満もないのですが、ヘルパーである私は、飲食店に入るたびに必ず注文しなければならないのか、といつも疑問に思います。 例えば1日に3件の移動支援が入っているとして、3人とも飲食店や喫茶店に入るとします。 それは私がそのように誘導するのではなくて、利用者さんが希望して入店します。 利用者さんがその

          飲食店に入るとき、ヘルパーは必ず注文しなければならないのか|外出支援あるある②

          知的障がいのある利用者さんの優しさに感激|負傷ヘルパー(私)の後日談

          こんにちは。湯たんぽで足裏を低温やけどして、歩くのもままならないけど何とか毎日訪問介護に出掛けています、ヘルパーのありすりつです。 以前に上げた記事の後日談です。 足裏に十円玉ぐらいの水ぶくれができ、皮膚科では中の水を取り出し、後日に分厚い皮を切り取り、まるっと剥き出しの肉、だったのですが、手作り穴開きの靴やスリッパを駆使し、何とか薄皮がはってきて、かさぶたもできてきました。 順調なのかどうかはわかりません。皮膚科は年末の混雑で、開院30分ですでにキャパオーバーで受付休

          知的障がいのある利用者さんの優しさに感激|負傷ヘルパー(私)の後日談

          外出支援で「めっちゃ荷物を持たされます」ヘルパーあるある①

          訪問介護での外出支援において、利用者ご本人の荷物はご自身で持っていただくことが原則です。 (突発的に持つしかないような状況でない限り) しかしヘルパーさんに持ってもらおうとする利用者さんが結構います。あるいは持ってもらえるものと本当に思っている利用者さんが。 サービス提供責任者の私は、よくヘルパーさんからこんな訴え(苦情?)をいただきます。 「私ら荷物持ちじゃないんで」 特に持たせる常連の利用者さんというのが何人かいて、ヘルパーが変わるたびにそういった訴え(クレーム

          外出支援で「めっちゃ荷物を持たされます」ヘルパーあるある①

          「歩ける」ってすごくない?|湯たんぽで足裏に低温火傷を負ってしまった介護士の日記

          こんにちは、現役の介護士で、ブログ「介護のかいご」を運営しています、ありすりつです。 いや、マジで「歩ける」のってすごくないですか?!・・・ 歩くのが無理になって、スタスタ自分を通りすぎていく人に向かって思う。 介護の仕事をしていると、下肢(下半身)に障がいがある方を普段、たくさん支援していて、彼らの大変さを身に染みて理解しているはず、わかってるはず…だったのに。 歩けないってこんな不便なのか! 所詮今までの自分は当事者ではなかったということなのか。 身体障がいを

          「歩ける」ってすごくない?|湯たんぽで足裏に低温火傷を負ってしまった介護士の日記

          統合失調症の妄想型の方に小1時間罵倒される

          先日、今まで経験したことがないぐらい激烈に、精神障がいの利用者さまから罵倒されました。 何だか帰り道を原付で走りながら、人間ってこんなに嫌いだったっけ、と、情けなくもメンタル傷つき、晩ごはんもあまり喉を通りませんでした。 利用者さんは精神障がいをお持ちで、病名としては統合失調症となります。統合失調症の方の在宅支援は、これまでに十数名ほど関わらせていただきました。今でも数名の方の支援を継続中です。 統合失調症は100人に1人ぐらいが発症する病気で、それほど珍しい疾患ではあ

          統合失調症の妄想型の方に小1時間罵倒される

          「知的障がいがある子どもの性欲」を考える

          先日、ABEMA Prime でこのようなお題の動画がYouTubeに上がっていることを知り、ふむ、バッチリ興味あるわと思って見ました。(私は介護士ですので) 知的障がい者、発達障がい者の方の性欲の話ってわりとタブー視されていたりしますよね。 人前で自慰行為をしたり、異性(特に男性が女性)に触ろうとしたり、それは子どもだけでなく、大人の知的障がい者の方にもあるのではないでしょうか。 まずはこういう問題に対して、動画として表に出てきた障がい者のお父さまの勇気を称えたいと思

          「知的障がいがある子どもの性欲」を考える