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自分の機嫌を、物に取らせない

『自分の機嫌は、(他人ではなく)自分で取る。』

とは、よく聞く言葉ですよね。

これは、物や体験にも当てはまるのではないかと、思います。

物や体験に機嫌を取ってもらおうとすると、
ニーズが生まれます。

そうすると、
ニーズが満たされるまで、
際限なく物や体験が必要になります。

このループにハマっている場合は、

【ニーズ】

に注目しましょう。

ニーズとは、
・快適にして欲しい
・退屈を埋める刺激が欲しい
・怒りを鎮めて欲しい
・助けて欲しい
等の【感情】です。

それらを解決する為に、
必要性がある道具であるならば、
増やしてもいいかもしれません。

初めてやることや、
解決に必要性のある体験ならば、
行動に移してもいいかもしれません。

ただ、満たされない・解決できないループに入っている場合は、

『自分はこの物や体験から、何を得ようとしていたんだ?』

自分にそう問うてみると良いかもしれません。

そして、出てきた答えに対して、
“自分が自分にしてあげられること”
をトライ&エラーで試してみると良いと思います。

例えば、

『快適にして欲しい』
→部屋が散らかってるので、掃除をしたい

という問題があった場合、

“快適”と、“掃除”は、一旦切り離します。
掃除道具を増やすのではなく、
掃除をする労力に時間を割くのではなく、
(そうしてしまうと、“掃除という行為”に対して、期待が生まれるからです)

『どうして私は、不快であることに、敏感に反応しているんだろう?』

と、問うてみます。

他人の機嫌が放っておいて良いものならば、
自分の機嫌も放っておいても良いハズです。

けれど、

放っておけない“何か”があるから、
気にかけている‥‥つまり、
他人の機嫌を取るかのごとく、
自分の機嫌を取ろうと焦ってしまうのだと思うのです。

ここを、問うてみて、

その結果、
解決には、物や行動が必要だ
と納得出来たなら、

不快な環境や状況を我慢する必要はありせんし、
それを放っておくことに関しては、ただの自分のニーズの無視になってしまうので、アクションを起こして大丈夫です。

一時的に、物や行動が増えて散らかるのも、
トライ&エラーなので、大丈夫です。

もしも、結果的に、
内面的に完結できたり、
必ずしも物や体験を必要としないと判断できたなら、
それらは必要なくなり、自分を取り巻く環境は自然と適正量になるでしょう。

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