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〜「社会起業家」と呼ばれるまで〜制度上の問題点 平均工賃が下がってしまう

今日は東京出張です。東京もまだまだ暑いです・・・。
さて、以前、6月末に記事に書いたゆーだいくん。
2年間の引きこもり生活から脱して今年からうちに来ていましたが
4月からまた引きこもり生活になってしまいました。
そんな彼ですが、この9月から来れるようになりました。
顔色もめちゃくちゃ良き。
薬もほとんど飲んでいないとか。
毎月1回は顔見に行ってたことがよかったかな。
猪の柵にぶつかり車が破損しましたが、そんなことはどうでもよくて
(その時はめちゃくちゃショック笑)
とにかく外に出られるようになってよかったです。
ここはみんなの安全基地だよ。少しでも良いから出られることを続けて
いけたらいいかな。
そして、9月から新しいメンバーが2名来るようになりました。
一人はあゆさん(私の昔の彼女の名前と一緒笑 どうでもいい情報笑)
もう一人は以前、少し記事に書いたヒラさんの妹さん。
まずはあゆさん、コロナの影響で高校卒業後から働きたかったが
基礎体温が高いため、仕事させてもらえず、そのままメンタル不調へ。
しばらく引きこもってしまっていたが、勇気を出してうちへ。
まずは、週一回から始まりましたが、今週から二回へ。
午前中30分だけでも来れるように、ということで始まりました。
ここで1点、平均工賃に関して。
当事業所のような就労継続支援B型事業所は平均工賃が高いほど
国からのお金(報酬単価)が増える仕組みになっています。
国としては、たくさんメンバーさんに工賃支払って頑張っている
事業所ほど、国からのお金を高くするからねーってメッセージです。
で、例えば9月に工賃20万円支払対象が10人いるとします。
20万円➗10人=2万円/月、これが平均工賃です。
ほぼみんなが毎日きたら上記の割り算が成立します。
でも週に1回、月に1回くる方も上記の割り算に入ります。
月に一日来ても900円、ということは
20万900円➗11人=18,263円。という感じになります。
きちんと毎日きてくれる人なら
22万円➗11人=20,000円。という感じです。(あくまでもイメージ)
ということはあまり来れない人を受け入れると平均工賃が下がるのです。
平均工賃下がる=報酬単価が下がる=事業所の経営が厳しくなる。
これ、制度設計がダメだと思うんですね。
週に3回来れる人はカウント1にするけどそれ以下は0.5とか基準設けないと
受け入れる事業所は、どうしようかなーってなっちゃうのよ。
だからメンタル不調の方の受け入れが各事業所難しくなってしまいます・・・。
制度設計を変えるにはどうしたら良い?
官僚になるか政治家にお願いするかとか?
いずれにしても精神的に何かしらの問題を抱えている方は今後も増えていくと
予測されています。
そのためにも事業所側がどうしたら受け入れやすくなるか、
も同時に考えていく必要があると思います。

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