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【エロゲ感想】ワガママハイスペック 71点

【魅力】

●キャラがかわいい

キャラゲーだから当然かもしれない
声もかなり合ってたし自分は特に未尋と会長の声が気に入った
アーシェはツンデレ かおるこはほんわかぽわぽわ系 兎亜は生意気系 未尋は小悪魔系 元気系
とキャラの属性もバッチリだった

【ヒロイン】

●かおるこ

ほんわかぽわぽわしたキャラは最高すぎたな
今作で一番気に入ってる
文化祭の前日の探検や当日のコーヒーカップやデート回などテンション高い時のわくわく全開状態のかおるこはめちゃくちゃ好きだ
指スマやダジャレなどバカみたいなことが好きなところもかわいい
ラブコメのテンプレごっこにノリノリだったのもかわいい
無意識かもしれないけど距離が近くなることが多かったな
あれはガチ恋距離と言わざるを得ない
笑顔であんなことされたら好きになるに決まってる

個別ルートに関してはいい意味で王道だったな
幸樹はかおるこを生徒会の会長と絵描きとして尊敬しておりかおるこは幸樹を自分を救ってくれた恩人として感謝と自分を引き出してくれる力を尊敬してお互いにいい相乗効果が発生してる
最初らへんに俺たちは無敵のコンビと言ってたけど実際にそうなりそうだしなって欲しいものだ
エロゲに限らずこういう主人公と相棒キャラで無敵のコンビだ!とか言っちゃう展開は結構好きだ

タイトルにあったワガママってそういうことかって思った
かおるこがまさかあんなに辛い味好きとはな
食べ切った幸樹はご愁傷さまだけどかおるこはワガママも含めてかわいかった
ワガママ要素が不快にならなくむしろかわいさにつながるのはよかったな

●アーシェ

今作はただのキャラゲーかと思ったら大間違え
アーシェルートはシナリオめちゃくちゃ完成度高い

最初はあまり仲はよくなかったけど文化祭を機にだんだんと距離を縮めるようになった
それから自身の才能のなさを幸樹に打ち明けてアーシェの内面が分かるようになったな

演劇部のお助けをするうちに幸樹と一緒なら作曲の能力がかなり上がってアーシェにもすごい才能があると分かってよかった

その曲を聴いた母親にウィーンの音楽学校への誘いがきて最初らへんであった才能があれば他の人がほうっておかないにつながる演出はかなりよかった

幸樹がアーシェのためだけにウィーンの学校に行くことを後押ししたかと思ったけどアーシェの才能で自分がちっぽけな存在になるのを恐れたのは意外だった
かつてのアーシェの気持ちが本当の意味で分かるようになったな
そんな中アーシェはずっと自分の気持ちを強くもっていたのでかなり強い娘だと思った

アーシェと別れてから幸樹は自分をわざと追い込んで倒れて正直ちょっとムカついたけどちゃんと反省してその後はみんなの力を頼るようになったのはよかった

ラストは幸樹とかおるこの漫画 兎亜のGPS 未尋の料理とみんなの才能を合わせた秘策でアーシェを取り戻す演出はめちゃくちゃよかった
一枚絵ではちゃんと初デートで買ってもらったネックレスをつけて手首には委員長がつけたのと同じスカーフを巻く演出もいい
一番最後の
ワガママでハイスペックな彼女に振り回されるのもいい
のタイトル回収は反則すぎたな
ちょっと涙が潤んだ

●兎亜

妹萌え全開のシナリオだったな
兎亜を元にした妹キャラの楓がかなり当たりでそれがきっかけでドラマCD化やスピンオフとかいろいろ話がでてきたな
でも普段の学生をやりながら週間連載をやるっていうハードさに加えてのことだから案の定パンクしたな

兎亜は幸樹に迷惑ばかりかけて自分は何もしてあげられてないと思ってたけど幸樹も兎亜にはとても感謝しておりお互いを大切に思えるいい話だった

●未尋

アーシェと悩んだけどキャラ シナリオともに僅差で未尋が今作で一番気に入った 声も一番合ってたしいいと思う
イタズラっぽく幸樹を弄りたおす言動とも合ってた

最初は割と無難なシナリオだった
普段は恋愛感情を意識してなかったから激しい接触ができてたけど意識すると急によそよそしくなったな
幸樹が一歩勇気を出して無事にカップル成立してそこから未尋の幸樹ラブは爆発

しばらくして洋食屋『宮瀬』を畳む疑惑が浮上して丼フェスに出ることになった(本当に勘違いだったけど)

試食の時の丼マスターアーシェが活き活きしててかわいかった
無事宮瀬スペシャルが完成して幸地と未尋の2人で『宮瀬』をがんばっていくって流れでいい終わりだった

自分がこのシナリオをいいと思ったのは内容というより未尋のキャラ補正がめちゃくちゃ大きい
その証拠にこのルートで鳥肌がたつことはなかった
未尋の幸樹ラブは兎亜も言ってたように自分も最初はちょっとウザかった
でも未尋の一番かわいいところは好きな人のために楽しみながら料理をしてるところだと思った
だから丼フェスでの一生懸命な未尋を見てそのウザさはなくなった
だんだんと幸樹とのイチャイチャがむしろ未尋の魅力を上げると思うようになった
心の底から未尋の努力が実って欲しいと願うほど未尋が気に入った
『宮瀬』は未尋の勘違いで閉店にはならず丼フェスも無事優勝して卒業後も繁盛して本当に嬉しかった
号泣とまではいかなくても割と涙が出ており手で拭わないと溢れるくらいには泣いた

【総合評価】

別項目を作って書くほどでもないけど沙流川は割とウザかった
最初だけならいいけどあれが続くときつい
しかも声がやかましいので奴が話す場面はミュートしてた
それさえ除けば性格面において不快なキャラはいないしかなりシリアスってわけでもないのでかわいいキャラを愛でたいならもってこいな作品
ただ【魅力】の項目の少なさでも分かるとおり今作ならではの飛び抜けた要素はないな
今作を好きになるかは純粋にキャラが好きになるかにかかってる印象
キャラに関してはかおるこ アーシェ 未尋の3人が気に入って個別ルートは未尋 アーシェはかなり気に入ったので自分としては満足のできる内容だった

78→71点 6/4修正

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