見出し画像

山を登っていて思った事

サウナが大好きでしたが、
加えて山が大好きになりました。

サウナと登山は似ている。
今、その瞬間に集中する事。
「無」になる事。
さらに山は、豊かさや贅沢の本質を私に教えてくれています。

木々の緑、沢のせせらぎ、鳥の囀り
危険な岩場は足元に集中。

山を歩いていると、雑念が一掃されていく。
山は、心の健康を保つ最高の処方箋
今私は、とてもそう感じています。

昨日は奥高尾の一部縦走。高尾バス停から神馬高原下下車。体力に合わせ、陣馬山から景信山小仏までの縦走。
ご褒美は高尾山口での極楽湯。
お天気にも恵まれ、最高の一日でした。


山を歩きながら、木漏れ日に包まれる植物を見ていると、陽の当たらない人生を送る人はいないと感じる。一生涯不幸な人もいないし、辛いことだけの人生もない。悩みもなく、ワクワクと楽しいことだけが続く人生もない。でもいつだって、どんな時だって私達は自然の中にいて、その一部として生きている。だから、その時々を、ただただ真摯に生きていくだけ。この世界はいつも私達を包んでくれているし、人生の中で、今、光の見えない道を歩いていたとしても、山道を歩いていると木漏れ日に包まれる瞬間が来るように、立ち止まったとしても、必ず、その瞬間はやってくる。それは誰もが与えられていること。自分を包んでくれるあたたかさ。それに気づいたら、また前に一歩進んでいける。生きている事、立ち止まっていても必ず見守られている事。諦めずに歩き続ければ必ず山頂に辿り着けるように、生きてさえいれば、動き出せる日は必ず来る。木漏れ日のあたたかさに包まれながら。私も。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?