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クラシック音楽との出会い

 クラシック音楽に初めて出会ったのは、中学生になった時ですね。
もうかれこれ40年は経ったことになります。
 

NHK-FMを聴く

 きっかけは当時、同級生の何人かがFMで洋楽を聴いていて、盛り上がっているのを横目で見ながら、そんな彼らをなんか「カッコいいな」と思い、私も真似をしてみたくなり、自宅のラジオでは結局チューニングができず、当時流行りの『ユーロビート』は全く未知の存在となりました。
 でも、後にこの音楽を聴くと知っているものが多く、やっぱり何かしら耳にしていたんですね…面白いものです。
 
 さて、本題に入りましょう。結局、民放のFM局はチューニングできなかったので、その時に聴くことができた唯一の局はNHKだけでした。
 中学生になり、晩の勉強をする時間はNHK-FMでやっていたクラシック音楽番組をBGM代わりにしていたことが始まりですね。FMの音がすごく新鮮だったことは、鮮明な記憶です。そして、クラシック音楽の出会いはやっぱりベートーベンの第5交響曲でした…「運命」だったのかもしれません(笑)
 そんな中で、とてもお気に入りの番組が出来ました。それが毎週土曜日の午後6時からやっていた『 FMシンフォニーコンサート』でした。

底抜けに明るい山本直純さん

 番組冒頭から番組名を大きくコールして始まる番組で、底抜けに明るい印象の山本直純さんがパーソナリティの1時間番組でした。『FMシンフォニーコンサート」は当時の日本の交響楽団の定期演奏会のライブ録音の音源を中心に放送される番組でした。
 そして、番組内容は初心者向けに丁寧に教えてくださるといった感じで、選局も古典派~ロマン派が中心だったために、クラシック音楽をすごく身近に感じることになりました。洋楽もポップスもロックもニューミュージックも自分にはあまり相応しくなかったし、私だけの大事な音楽が出来たと思います。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調に感激

 クラシック音楽にも色んなジャンルがあり、オーケストラの編成とする楽曲は、作曲家としては恐らく集大成になるものだと思います。たくさんの楽器が多彩な音色を奏でるので、様々な表現ができるのは間違いないですね。その中で交響曲や協奏曲はひと際目立つ存在です。
 ベートーヴェンから始まり次に大好きになった作曲はチャイコフスキーでした。クラシック音楽に触れるまでは、よく知っていても「白鳥の湖」くらい…そして、『FMシンフォニーコンサート』で流れたチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調を聴いて、流れるような旋律に感動したのを憶えています。一度聴いて大好きな曲になりました。このような感動を得られると次から次へと新しい曲に出会いたくなり、たくさんいろんな作曲家の楽曲に触れる毎日がはじまりました。それが山本直純さんであったことは間違いないですね。
 それから、モーツァルト、ドヴォルザーク、シューマン、メンデルスゾーンなどクラシック音楽を代表する作曲家を知るようになり、今となればこの沼から出られなくなりました。
 こんな素敵な音楽が身近にあること、最高ですね。

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