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#9 狂った政治家の卵?の話

私には、数多くの友達がいるが、今までで一番面白かった友達のことを紹介しようと思う。

その友達の仮称をA君とする。

A君とは、中学三年生の時に出会った。
その頃のA君は、バトスピと呼ばれるカードゲームにとてもはまっており、ある日突然、夜行船に乗って大会のある大阪に行くといい、その1週間後に夜行船に乗り、本当に大阪までカードゲームをしに行き、負けて帰ってきた。

さらに、A君はなぜか、政治家に興味を持っていた。
授業中の挙手の仕方も国会議員をまねていた。
これもまた、ある日突然、憲法9条や13条、他に数々の憲法を暗唱して私の目の前で詠唱し始めた。そのおかげで私は、今も憲法9条と13条をが頭から離れず、今も暗唱できる。

そして、おやじギャグを考えるのが趣味で、電池が切れたように突然立ち止まって考えた後、おやじギャグをぼそっとしゃべる。
(ただの通行の邪魔)

エピソードは、他にもある。
新型コロナが中国ではやり始めたと報道がされてきだした頃
感染が危ないと発狂して、(当時は彼がコロナにかかってるのかと疑った)
吹き抜けの外廊下に机を出して一人で弁当を食い始めた。
あの時の彼は、どう見ても寒そうでがたがた震えながら弁当を食っていて。
毎日最近風邪気味だと言っていた。

他には、[定時帰宅しないと]とかと言い出し、最後の授業が終わる10分前に帰り支度と机の整理をしだし、チャイムと同時に教室を抜け、家に帰るという所業をなしていた。

ただし、彼は、頭はよかった。京都大学に目指すと言い出した彼は、高校入学時は私とあまり変わらない学力だったにも関わらず、何とか、ある旧帝大に入ることが出来た。

卒業式の日、親友である私に、将来は政治家になるとおっしゃていた。
その時は、「そうか、まー頑張りな。難しいと思うけどと」と返事をしたが、私はいつか、選挙の時に彼の名前が立候補され、議員の名に連ねることを夢見ている。

元気にしているかなーと時々心配になります。
外で弁当食べてなかったらいいのだがと。

次回は、9月28日午後11時半に掲載予定です。

サムネイル みゃーはむ

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