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水原一平通訳解雇と米国スポーツ賭博

大谷翔平選手の結婚お祝いムードが一転する
水原一平通訳のドジャース解雇のニュースが
舞い込んできました。

「翔平が負債を肩代わりしてくれた。」

この発言を水原氏は翌日撤回しています。
また大谷選手の弁護士は、水原氏による
大規模な窃盗が行われたと発表しています。


実は2021年以降、米国ではスポーツ賭博の
合法化が始まりました。

現在、米国の38の州で解禁されていて、
スポーツ選手やその関係者であっても
他の競技にお金をかけることは認められて
いるのです。

カリフォルニア州でも、スポーツ賭博解禁に
向けた動きは活発化しているのですが、まだ
可決されておらず、違法となっています。

今回、水原氏の最初の発言が真実だったとして、
かりにスポーツ賭博が違法でない州で、水原氏が
野球以外の競技で賭博をし、その借金を大谷選手
が温情で肩代わりしたとしても、個人の問題で
公にでることはなかったのかなと思うのです。


が、カリフォルニア州在住のお二人。

借金の肩代わりは、大谷選手のスポーツ賭博への
関与となるため、ドジャース側は辣腕弁護士に
多額のお金をつぎ込み、水原氏と何ら取り決めを
行い、トカゲの尻尾切りならぬ水原ギリを行った。
そう読めなくもありません。


いずれにしても世界的な大スターアスリートの
通訳という誰もがうらやむ素晴らしい職を手にし、
日本円にして6億8千万円もの借金を作るまで、
賭博をやめることができなかった意思の甘さと
今後、米国のスポーツ賭博が暗い影になっていく
様が見えた気がします。


日本ではスポーツは神聖なものであり、教育という
位置づけ。そこから富を得ることを良しとしない
傾向が根強くあります。それが日本のプロスポーツ
界がなかなか大きくなれない要因かもしれません。

かたや米国のプロスポーツは、文化として人々に
感動を与えながら、ビジネスを巨大化させることに
すでに成功していて、スポーツ賭博が始まったことで、
スポーツが更に盛り上がりをみせ、スポーツ業界に
新たな収入源が生まれているのです。


アメリカにはギャンブル依存症が多いのでは?と
思われがちですが、先進国の中でギャンブル依存症
が多いのは、実は日本。


「酒、タバコ、ギャンブルやらない男の女遊びは
目をつぶれ」かつてそんな言葉があった日本。

日本の駅前には必ずパチンコ店がありますが、
これは米国では賭博とみなされるため違法。
ラスベガスのあるネバタ州などカジノのある街まで
行かないと賭博を行えないのです。


そのため米国の私の周りで、ギャンブル依存症の話
はまず聞いたことがなかったのですが、オンライン
で簡単に参加できるスポーツ賭博が始まったことで、
米国では若年層のギャンブル依存症が増えていると
いう記事をここ最近目にしていました。

お金は人生の選択肢を広げてくれるものですが、
正しくないお金の使い方をすれば、お金は人生
を狂わせます。

米国のスポーツ賭博解禁は、ギャンブル依存症や
八百長、また個人的な選手への逆恨みなど、
人生を狂わす人を増やすのではないか?
これが杞憂で終われば良いなと思います。

大谷選手の大活躍の陰に水原通訳あり。

二人一緒の姿を目に出来ないのは非常に残念で
なりませんが、これにめげずに大谷選手には、
今シーズンもかっと飛ばして欲しいです。
今年も球場まで応援に行きます。









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