木苺

鉄道ひとり旅を楽しむシナリオライター。ゲストハウスや民宿、宿坊に泊まり、歴史・景色・郷…

木苺

鉄道ひとり旅を楽しむシナリオライター。ゲストハウスや民宿、宿坊に泊まり、歴史・景色・郷土料理、人々とのコミュケーションを楽しんでいます。

最近の記事

【山形へひとり旅】観光列車、海里のコンパートメントメンツを予測してみた。

雪の庄内地方をめざして、観光列車の海里(かいり)に乗った。 大人の休日俱楽部パスは、東日本の列車が特急も含め乗り放題! せっかくなら、まだ乗ったことのない海里に乗ろうと、予定の3週間前にサイトで席を取ろうとしたらすでにいっぱいだった。 「残念…!」 と言いつつ諦めきれずに、1号車から4号車の席を繰り返し眺めていると、ふと、コンパートメントに空きが出たことに気づいた。 「やったー! 取っちゃおうか! …でもコンパートメントか…」 コンパートメントは4人用の、通路から少し

    • 【山梨へひとり旅】地下カーヴで甲州辛口白ワインに魅了され

      10月の鉄道150周年乗り放題では、2泊3日で山梨へひとり旅した。 四半世紀前にぶどう狩りをして以来、降りたことのなかった勝沼ぶどう郷駅で下車し、秋の陽にそびえる「ぶどうの丘」へ。 地下ワインカーヴという所で試飲ができることは知っていたが、いまいちシステムが飲み込めないまま、受付でタートヴァンと呼ばれる容器を買って地下へ降りると・・・ 薄暗く広い貯蔵庫にずらりとワインが寝かされ、円テーブルごとに10本ぐらいの試飲用ワインが立っている。 若いグループが大勢いて、ワインをち

      • 【岩手へひとり旅】SL銀河で宮沢賢治の旅

        ずーっと乗りたかったSL銀河についに乗れた。 SL銀河は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を旅するような憧れの列車。来年の3月で終わってしまうため、この夏にはどうしても乗りたかった。 なんとか取れた予約は日曜の朝に釜石から乗って、遠野で降りるもの。 それならばと、三陸鉄道に一日中乗るのは前日の土曜にして、その晩は釜石に泊まることに。SLを遠野で降りたあとは遠野を観光して泊まることも決めた。花巻観光は最終日にして、そこから新幹線に乗って帰ろう。いつも旅の日程はパズルみたいに決まっ

        • 【岩手へひとり旅】久慈の薄明りの窓辺

          市民薄明(しみんはくめい)という言葉を知ったのは、東北の一人旅で久慈のビジネスホテルに泊まった時だった。 初めて乗る三陸鉄道への期待で眠れない私は、真っ暗な部屋でベッドを起き上がり、なんの気もなしに窓のカーテンを開いた。4階のこの窓から見える景色はすぐそこの久慈駅と、ここまでつながる通りぐらいだ。 ところがその瞬間、私は外の世界が昼間のように明るいことを知った。 「うそでしょ!? こんな時間なのに??」 時計を見ればまだ3時半。夕方の市民マルシェで賑わった広場もオレン

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