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コラム、語り、解説

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AI画像生成の説明や、好きなアニメや映画の感想、自分語り、様々な解説企画等の文章物の投稿集です。
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2024年6月の記事一覧

第420回、その猫は鳴くのか鳴かないのか?「クワイエット・プレイス:DAY1」

第420回、その猫は鳴くのか鳴かないのか?「クワイエット・プレイス:DAY1」

音を出したら即死というシンプルネタで、クリーチャー界の新参映画として一世を風味した今シリーズですが、これまで世界の崩壊後を舞台に描かれていた為、設定上描けない事もあったのですが、今回はクリーチャーが現れる初日が描かれるという事で、日常が非日常の地獄絵図に変化していく様子をまざまざと見られる事に、とても期待の高まる思いでした。

実際、所版こそその様な始まり方なのですが、あろうことかこの主人公は、初

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第419回「ブルー きみは大丈夫」という素敵な映画について

第419回「ブルー きみは大丈夫」という素敵な映画について

創造者が大人になって、主を失ったイマジナリー達が、第二の人生を求めて子供とのマッチング活動をするという、まんま「屋根裏のラジャー」と同じ展開の作品だったのですが、同じイマジナリーを描いた作品でありながら、ラジャーが今一だったのに対して、この作品にとても感動したのは、映画のイマジナリーに対する、捉え方の違いだと思います。

屋根裏のラジャーは、いい年をして少女のイマジナリーフレンドを拘束して自分の欲

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第418回、AI動画の編集作業を終えて

第418回、AI動画の編集作業を終えて

動画編集の音入れ作業も今日で一応終了し、一週間ほど前から順次AI動画をユーチューブに公開しているのですが、今まで行った事のない作業と、音楽にあまり興味がなかった事もあり、正直とても大変な作業となりました。

無数にある音楽を長い時間かけて一つ一つ動画に合わせて確認をして、これかなと思っても、まず動画と音楽の尺が一致する事がないので、映像と音楽のどちらか、あるいは両方の調整をする必要がありますし、A

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第417回、動画の音楽が決められない

第417回、動画の音楽が決められない

気のおかしくなりそうな、ユーチューブ投稿動画の音楽の選別作業が何とか終わり、いよいよ各動画に合う音楽を決める作業に入ったのですが、5~10の対象音楽の中から選ぶ分にはいいのですが、場合によっては、同一系統の音楽が100以上ある物もあり、さらに気がおかしくなりそうになってます。

自分自身で音楽を集めたのだから、自業自得と言えば自業自得なのですが、何かで聞いた「人間は選択肢が多すぎると、何も決められ

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第416回、AI創作活動の終わりに向けて

第416回、AI創作活動の終わりに向けて

「第411回、ランドロイドを生成してみた」の追加記事で、Haiper AIというAI動画生成サイトで、AI動画の無料生成をしている事を書きましたが、6月頭頃に有料事業が始まり、無料で無制限の動画生成が終了してしまいました。

今は無料では、一度に3つの同時生成と一日10個の生成制限がかかっているのですが、制限がかかる前に、めぼしい画像はほぼ、AI動画処理を済ませておけたので、幸いに思います。

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第415回「燕は戻ってこない」という胸糞ドラマについて

第415回「燕は戻ってこない」という胸糞ドラマについて

「嫌なら見なければいいだろう」と思われるかも知れませんが、毎回、このドラマを見ながら、胸糞の悪い思いをしています。

胸糞要素が多すぎて、その理由を一つに絞れないのですが、まず前提としてこのドラマの、代理母を愚弄している感じが、本当に胸糞が悪いです。

このドラマは、代理母の存在を、子供を妊娠、出産をする為の道具として、女性の体を金銭で売買する、非人道的行為として描いている感じなのですがまずこの前

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第414回、フュリオサについて、自分の理解不足な事を告白してみた

第414回、フュリオサについて、自分の理解不足な事を告白してみた

前回「マッドマックス フュリオサ」について、怒りのデスロードの前日譚として微妙との評価をした自分ですが、そこに書いた自分の気持ちは、基本的には変わらないのですが、自分が作品の誤解をしていたり、理解不足をしている可能性がある事を感じたので、今回書き直してみました。

まずフュリオサとイモータン・ジョーとの因縁ですが、そもそも前作でも、二人の間には、特別な因縁関係はなかったのだと思います。

イモータ

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第413回「マッドマックス フュリオサ」が、前日譚としても、単体作品としても微妙な理由

第413回「マッドマックス フュリオサ」が、前日譚としても、単体作品としても微妙な理由

自分は「マッドマックス」シリーズに、それ程の思い入れはありませんし、本作との繋がりがある前作の「怒りのデスロード」も、めちゃくちゃ好きという訳ではないのですが、前作をアクション映画の最高峰という人の気持ちはわかりますし、前作の様なアクション作品を期待すると「見たかったのはこれじゃない」という感じになるのもわかります。

監督は意図的に作品のテイストを変えているらしく、自分の印象としては、派手なアク

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第412回「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」にみる絶対論

第412回「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」にみる絶対論

原作を未読で、映画のみの視聴ですが、好き嫌いの好みは別にして、自分は映画で作品が伝えたかった事は、何となくわかる気がしました。

この映画は、最後に世界が滅ぶバッドエンドの作品なのですが、この映画を肯定的に見ている人もそうでない人も「例え世界を滅ぼす事になろうとも、主人公は親友の命を救う事を選ぶ」という解釈をされているのではないかと思うのですが、自分はその解釈には少し違和感を抱いています。

確か

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