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創作小説

60
創作小説集です。
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2023年12月の記事一覧

第269回、コード将棋王 攻殻機動隊戦 Ver2.0

コード将棋王の第三局は「コード:攻殻機動隊」によって行われた。 コード:攻殻機動隊は、数…

みかん
6か月前
4

第268回、コード将棋王 ボンバーマン戦

コード将棋王の第二局は「コード:ボンバーマン」によって行われた。 「対局、始めっ!!」 …

みかん
6か月前
7

第265回、コード将棋王 マトリックス戦

20XX年日本が世界に誇る盤上の頭脳戦、将棋はさらなる進化を遂げていた。 通常の将棋のルール…

みかん
6か月前
3

第264回、チャットGPT会議

「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」 鏡にそう尋ねたのは、白雪姫に登場するある国の王妃だ…

みかん
6か月前
7

第263回、最凶ヴィラン:ジャスティス

悪魔総帥「今日から、ワシ達の仲間になる男を紹介しよう」 悪の秘密連合の総長である悪魔総帥…

みかん
6か月前
5

第259回、予言の書ノート

199X年、日本に稀代の超能力少年と呼ばれた、一人の子供がいた。 彼は10歳で予知能力に目覚め…

みかん
6か月前
7

第258回、AIエイプリルフール

「お誕生日、おめでとうっ」 そう言って、彼女は笑顔でお祝いをしてくれた。 彼女は、AIだった。 AIは人類の敵か味方か等という、AI論争はとうの昔に過ぎさり、高度に発達したAIと人間は、同じ価値の対等な存在として、人間のパートナーとして、家族や恋人と同様に、人生を共に過ごす相手となっていた。 誕生日には、こうしてパートナーである人間のお祝いをし、クリスマスにはムード漂う高級なホテルで一夜を過ごし、年越しのカウントダウンをする。 「アイ、ありがとう。 でも今日は、俺の

第257回、K鑑識官の奇妙な鑑識記録簿 チョットGPT

ここに一人の鑑識官がいる。彼は腕利きの鑑識官として、長年に渡り様々な事件現場に立ち会って…

みかん
6か月前
4

第256回、AI回答

A教師「はあ~」 行きつけのバーで、教師はため息をついた。 B教師「A教師、一体どうしたん…

みかん
6か月前
5

第255回、デス・ホームルーム:人狼

彼女が目を覚ますと、そこは見慣れない教室の中だった。 彼女はその教室の中で、机にもたれる…

みかん
6か月前
3

第254回、1001回目の告白

青年「付き合ってください」 彼女「ごめんなさい」 青年は、秒でふられるのだった。 今回は…

みかん
6か月前
2

第253回、幻の多目的フォン

2005年、日本のとある企業から、革新的な製品が、生まれようとしていた。 若者「出来た‥つい…

みかん
6か月前
11

第252回、シュレディンガーの棺(ひつぎ)

医師「旦那さんはたった今、ご臨終なされました。お悔やみ申し上げます」 医師は旦那の妻であ…

みかん
6か月前
2

第251回、二千年後の人類へ

あれだけ騒がれた新型コロナウイルスの脅威もすっかり過ぎ去り、世界は、以前の平和な様相を取り戻していた。 まるであの時の出来事が、何もなかったかのように。 だがその時は、唐突に訪れた。 一部のコロナウイルスが急激な変化を遂げ、それに感染した人間を狂暴化し他の人間に嚙みつく事で、ウイルスを感染させ始めたのだ。 それはまるで、映画で散々描かれつくして来た、ゾンビのようでもあった。 だがゾンビよりも質 (たち) の悪い事に、そのウイルスは、相手を死なせずに人間を狂暴化させるのであ