適応障害の闘病記録④(初診)

こんにちは、ワーママちゃんです。

前回の記事では、
「初診に至るまで」を記載しましたが、

今回の記事では、
「初診」に関する事をメインに
お伝えできればと思います。

なお、医師のコメントは原文ママではく、
回顧しながら記載しているので、
私の記憶・解釈で記載しています。
その旨、ご留意ください。

1.診察前

①待ち時間の長さ

私が通っていた病院では、
初診は予約不可でした。

結果、2時間半も待つことになりました。

というのも、営業開始時間に来て、
事前診察(?)をするよう指示されました。

事前診察(?)では、
カウンセラーを思われる人に
発症までの経緯や症状をお伝えし、
最後に質問票に回答しました。

そして、その後かなり待ちました。
2時間半待ちました…。

②待ち時間中の心理状態

初診は真夏に行きましたが、
冷房が効きすぎていて
待合室は足元が寒かったです。

また、座りっぱなしだと腰も痛かったです。

ただ、この時、変な戦闘モードに入っていました。

「本当に病気なら、長い待ち時間も耐えられますよね」と
試されている感覚で、
何が何でも診察を受けて帰ろうと必死でした。

(夫に早く帰宅し育児をしてもらうことで、
 診察時間を確保していたこともあり、
 この機会を逃すと、次はいつになるか…という
 背景があったことも、
 変な戦闘モードに入った要因かもしれません。)

3.待ち時間中の行動

いつ呼ばれるのか先が見通せない中、
それでも名前を呼ばれるまで耐えきろうと、
必死になった結果、

待合室の端にある長椅子に、
横になりました。

今思うと、大胆ですよね…。笑

でも、足を高い位置に保たないと寒いし、

2時間半も固い椅子に座ってると腰痛いしで、
ギリギリの状態でした。

しかも、精神状態は、正常ではないので、
こんな大胆なこともできました。

そして、やっと、診察室に呼ばれました。

待ち時間を耐えきったという、
達成感すら感じていました。

2.診察中

初診は、想定していたより、
あっさりしていました。

医師主体というよりかは、
自分主体で進んでいきました。

医師からコメントは、以下でした。
  ①病名は適応障害と宣告
  ②休職の意思を確認
  ③薬の作用・副作用を説明

①病名の宣告

病名宣告を受けた時は、
「待ち焦がれた時が一瞬で終わった」
という感覚でした。

それ以上でもなく、
それ以下でもありませんでした。

あっけない、という言葉が適切かと思います。

②休職の意思確認

特に困ったのは②休職の意思確認でした。

休職の意思確認は、
「休職を推奨するが、休職しますか」という
形式であれば、回答もしやすかったと思いますが、

何の前置きもなく、
「休職したいですか」と聞かれました。

前置きがあると、
そのコメントに引きずられた回答をしたり、
強要されたと感じる人がいるから、
あえてそのような聞き方をしているのかもですが、

当時は、頭も働いておらず、非常に困惑しました。

休職期間は、一般的に1~2か月くらいで、
その後の経過等を見て、
延長していくケースが多いとのことでした。

また、休職開始するまでの期間は、
診断書を受けてから翌日~1週間くらいが多いとのこと。
引継ぎを速やかに行い、すぐに休職という感じですね。

え、そんなにすぐ休職開始するの!?と
非常に困惑しました。

職場の皆に迷惑をかける事なのに、
すぐ決断しきれない、と思い、
医師の質問に対して、すぐに回答できませんでした。

③薬の説明

薬を使用することで、
気分の落ち込みや、集中力の低下を、
緩和することができる、と説明されました。

その後、具体的に、薬の名前と、
それぞれの効果・副作用を説明され、
どれを使用したいか質問されました。

正直、まったく頭に入ってきませんでした。
耳慣れしないカタカナの薬の名前と、
それぞれの効果は
空で言われても理解できるはずもなく…。

また、病気を根本から治したいと思い私にとって
一番大事な事を教えてもらえていないと思い、
質問に回答する前に、まず逆質問しました。

「薬を使用することで、
休職せずに回復する人はいますか?」

薬はその場しのぎの扱いであるのか、
病気を治す効果があるのか、
どちらですか。という意図での質問です。

答えは、
「適応障害は、業務環境が改善されたら、
 回復することが多い。
 薬を使用し、症状が緩和している間に、
 業務環境を整えることで、
 休職せずとも回復に向かう人はいる」とのこと。

私は、医師の回答から、
薬はその場しのぎの効果しかないが、
業務環境を変えるための時間稼ぎはできる

と理解しました。

そもそも薬全般の服用に対して、
私は抵抗を感じるタイプだったので、
「その場しのぎ」なら、服用したくないけど、
休職もしたくないし、、、
どうしようかなぁ、と
この時は考えていました。

④初診の結果

診察中に、休職・薬服用の決断ができなかったので、
とりあえず
「休職の診断書」と「処方箋」の両方をもらい、

とりあえず
家に帰り今後の対応をゆっくり考えることにしました。

ちなみに、診察代・診断書発行・薬代で
5千円くらい飛びました。

3.初診直後

薬を薬局で準備してもらっている間、
頭をフル回転させて、今後の対応について悩みました。

帰宅した時には、意思は固まっていました。

まずは夫に報告しました。

「適応障害だって。医師に相談した結果も踏まえて、
 今後の対応を考えたんだけど、
 薬を飲みながら、休職せずに回復する人も
 いるみたいだから、その可能性にかけてみる。


 休職は職場にも迷惑がかかるし、
 今の担当業務から外される可能性もあるし、
 避けたい。」

夫は、「わかった」の一言でした。

この反応も、非常に有難かったです。

「この判断が間違っていたとしても、
 正解であったとしても、
 いずれにせよ、見守るよ」、と
暗に言ってくれているように感じました。

後日、夫に確認すると、
私の感覚はあっていたようでした。

私の場合、数少ない言葉から、
夫のそのような意思を感じ取ることができましたが、
言葉に出して伝えてもらわないと、
感じ取ることができない人の方が、多いかもしれません。

もし、周囲に私と同じような方がいたり、
自分自身が私と同じ境遇であったならば、
「見守ってほしい」「見守るつもり」の意思疎通を
口に出して行うことを、強くお勧めします。

この意思疎通ができているかどうかで、
病気である本人が闘病に専念できるかどうかが、
変わってくると、体験を踏まえて、私は考えます。

<つづく>



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