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不思議な雑談「変わったアルバイトの話」

 どーも、おったんです。
 最近は怪談ばかり書いてて・・・それもなんだかなぁ・・・と思いますので、私が見聞きした不思議な話をちょっと雑談程度にしていこうと思います。
 なお、晴れて無職(笑)になりました。
 仕事はぼちぼち探す予定なので、その間はいろいろ書いたりしようかな?と思っています。

 で、今回の雑談は「アルバイト」の話です。
 怪談の

  を読み返して「あ、過去に聞いたりしたアルバイトの話」でも書いてみようかな?と思った次第です。

 世の中には色々なアルバイトがありますが、その中で私が聞いたものや行ったものの話になりますね。
 すこし不快な感じを受けるものもあるかもしれませんので、ご了承の上、お読みください。


1 スイカ泥棒防止のアルバイト

 実はスイカ泥棒って結構多いのです。
 最近はサクランボやられた!とか良く聞きますが、もともと昔からそういった泥棒被害はあるわけです。
 で、今は知りませんが、当時は「スイカ泥棒避けに見廻りしてくれ」なんて話が来るわけです。
 夕方に畑に行くと、夜通し管理できる小さい小さい小屋(寝るスペースはなく、テレビと椅子とエアコンと漫画本がある程度の大きさ)に案内され「夜中は基本ここで待機してて、怪しい影が見えたら追い回して、場合によっては捕まえるw」という説明がされます。
 そして木刀を渡されて「じゃお願いね」と言って、畑のご主人は去っていく。

 ・・・・・・つまりですね、人影が見えたら木刀もって追い回す・・・場合によってはブン殴って捕まえて警察を呼ぶ・・・というアルバイトなわけです。

 ・・・・・今では信じられないでしょうけど、マジであったんですよ。

 今と違い、スマホもないので、暇な時は暇なんですね~。
 私はゲームボーイカラーを持ち込んで遊んでましたが・・・。

 ただ、本当に盗みに来るんですよ。
 だいたいは二人ぐらいなんですが、一度だけ4人で来られたことがあります。

 1ヶ月のアルバイトの間に4回ほど盗みに来ましたね。
 つまり1週間に1回は来るわけでw。

 で、人影が見えたら木刀と懐中電灯を持ってその人影を追い回すわけです。

 ・・・・ん~こっちは一人なので、逆に襲い掛かればいいじゃんwと今の私は思うわけですが、あっちからしたらまだどこかに見張りがいるかもしれない!という心理でもあるのでしょうか?実際、追い回すとみんな逃げていくんですね~不思議。

 とまあ、そんなアルバイトです。

 ちなみに時給は当時なので900円でした。
 しかしながら地方なので、そこそこ高い時給だったんですね。
 (たしかこの頃の最低時給は580か648だったと思います)。

2 アドバルーン監視員

 アドバルーンってわかりますか?
 デパートの上空に球体が浮いてて、その下に宣伝の垂れ幕がついているやつ。
 (たぶん若い世代はもうわからないかも?)。

 あれは、デパートの屋上のウィンチにワイヤーで固定して飛ばしているんですが、それが飛んでいかないように見張るだけのアルバイト・・・。

 ・・・・本当にそれだけなんですね。

 私が行ったデパートでは、4体のアドバルーンを飛ばしていて、屋上に行くと、アドバルーン監視者の日よけのためのパラソル、リラックスできるように背もたれの長い椅子、テーブル、そして支給品の飲み物が数点用意されていました。

 「本とか持ってきましたか?本当に暇なんで。ただ寝ないように気を付けてくださいね。監視ではありますので。時々、ウィンチが壊れて動き出したりするんですよ。そうすると、すごいスピードでワイヤーが引っ張られて終わりまで行くと「ブチッ」って行くんでそれを気を付けてください」と説明を受け、担当者は去っていきました。

 ・・・・・その後は終了時間まで延々と屋上でポツンと待機するだけなんですね~。

 今ならノートパソコンやらスマホのテザリングやらで色々できますが、まだノートパソコンとはなんぞや?と言う時代だったので、か~なり暇です。

 その監視員のアルバイトは時給720円でした。

3 ホコリを掃くアルバイト

 これは建設現場のアルバイトなんですが、本当にセメントとかの砂を掃いて綺麗にするだけのアルバイトなんですね。

 今では絶対ないでしょう(笑)。

 ただそれだけなんですね。
 なのでホコリや砂がない時は、ジュース飲んで一緒に行ってた友人をしゃべっています。

 しかもそういった砂やホコリが溜まると「お~いアルバイト君、ここ掃いて~!」って声かけてくれるので、すさまじく楽。

 逆に言えば、声かけられるまで座ってさぼっていいんですよ。
 これは日当で7000円だったと思います。

4 瓦を埋めるアルバイト

 ぜったい違法?だった気がしますが、ある会社が掘った大きな穴にトラックで運ばれてくる瓦を捨てて埋めるだけのアルバイトです。
 車で少し開けた土地に連れていかれて「ここに瓦を積んだトラックが来たら、そこから瓦降ろしてこの穴に捨ててね」っていうだけ。

 しかもトラックって頻繁に来ないんですよ。
 1日4台程度。
 
 それを友人ら4人で対処するだけなんですね。
 これは日当8000円でした。

 あと余談ですが、瓦屋のアルバイトに行ってみたら、バケツリレーで瓦を一枚づつ運ぶだけという超非効率なアルバイトも体験しました。

5 エクレア監視員

 ・・・・・これは知り合いが行っていた工場のアルバイト。
 そこはエクレア工場で、ベルトコンベア方式で製造されているのですが、知り合いが担当したのは「エクレアにチョコがちゃんとかかっているか?」というものです。

 で、チョコのかかり方が悪いものは、ポイっと足元のゴミ箱に捨てるか、そのまま食べていいwというものです。
 でも、知り合い曰く、不備があるものって300個に1個程度らしく、基本的に腕組みながら流れてくるエクレアを眺めているだけだそうです。

6 最低時給を下回る甘味処のアルバイト

 これも知り合いの女の子が働いていたやつです。
 最低時給が580だったかな?その時代に380円だったんです。
 おじいさんとおばあさんが運営している小さい甘味処で、客もボチボチしか来ないそうです。
 めっちゃ労働基準法違反ですが、代わりに「食べ放題、友達も食べ放題」というわけのわからないお店です。
 さすがに頻繁に行くわけにはいきませんがたまに「今日来てよ~」と言われると行ってました。
 アイスクリームからかき氷から大福からおはぎから食べ放題です。
 おじいちゃん、おばあちゃんが「よく来たね~食べてって」といってドンドン持ってくる。

 さすがにたまにはお礼を持って行ってましたが、すごかったですねあのお店。

 もう亡くなってしまって寂しいです。

7 新聞の切り抜き文字を作るアルバイト

 ・・・・・・これはヤ○ザが募集していたアルバイトなんですね。
 まだ、裏金が激しい取り立てしてた時代の話ですね。
 事務所に用意された部屋に行くとアイウエオのひらがなごとに用意された箱がずらりあり、そして大量の新聞紙が用意されてました。
 そして「アイウエオの文字を新聞紙から切り取ってね~。あんまり小さいのは無視していいから」と言って部屋から去っていきます。
 ただ、その用意された新聞の山が半端なく多い。

 なんだかんだで、すべての新聞からある程度の大きさの文字を切り出すのに10時間ぐらいかかります。

 なお、本当にそれだけ。
 昼と夜ごはんは支給されましたが「寿司」を取ってくれましたw。

 日給は30000円(口止め料も入っているんでしょうねきっと)。

 なお切り抜かれた文字をなにに使うかは・・・書かなくてもわかりますよね?

8 ヤ○ザの○長に荷物を届けるアルバイト

 これは常に募集しているものではなく、その時、たまたま頼まれたアルバイトです。
 その時は交通事故でそこの○長が後ろから衝突され、入院していたわけですが、病院側から「申し訳ないけどさすがに若い衆がワラワラ来られると迷惑」と○長に釘を刺したため、荷物を届けてもらう人を探していたというだけです。

 まあ、頼まれたものを事務所で預かって入院している○長にもっていくだけなんですよね。
 (ただ、そのあと○長に引き留められ、暇つぶしの相手をさせられるw)。

 これは一回届けるのに10000円w(たぶん○長相手代含むw)。

9 運転手

 ある社長の大学生の娘さんの送り迎えをするアルバイト。
 これだけ聞くと普通じゃ?と思うかもしれませんが、裏依頼が別にあるんです。
 それは「娘に変な虫がついていないか、もしついていた場合は追い払うw」という裏依頼付き。
 
 「せっかく大学生になったのに、お父さんがうるさすぎて彼氏もできない~ねえ、誰か紹介してくださいよ~、このままじゃ青春が終わっちゃいます」というようなグチを毎回聞きながら運転手をするのです。

 日当は9000円(娘さんが学校の間は車洗ったり、寝てたり自由、ただし、なにかしら緊急で娘さんから連絡あったら車を出す)。

 あまり長くしていませんが、噂によると、その娘さんはその後、27歳になっても門限が19時という話を聞きました。

 美人だったんですけどね~親が悪かった・・・。

10 ○翼の集会参加のアルバイト

 これは知り合いからまわってきたアルバイトです。
 「面白そうだから行こうぜ」って。

 相手に連絡すると「○月○日、○○のコンビニで朝6時に待機して」って言われる。

 その日に待機してると街宣車がご登場。
 中に乗り込むと「服のサイズいくつ~」って聞かれるので答えると、そのサイズの迷彩服上下(その団体のネーム刺繍付き)を渡されるので車の中で着替える。

 40分ぐらい走ると、大きい広場に到着し、降りると、他方から集まった街宣車が10台ほどありました。

 そして演説マイクが準備されていて、その前に集まった人たちがズラッと並ぶ。

 次にたぶん一番エライ?方がマイクの前に現れて「諸君!今日はなんたらかんたら、天皇陛下におかれましては~」みたいな事を休憩をはさみながら昼ぐらいまで演説が繰り替えされる。
 (これがとにかく長い!)

 「それでは弁当を支給する!」となりお昼ご飯に入る。

 食べたら、各自、最初に乗ってきた街宣車に乗り込み、町中を走る。
 (車の中でははっきり言ってなにもしません。本当に乗っているだけです。ただし無駄話は禁止「国ための仕事だ!遊びじゃない!」と言って怒られる・・・ダラっと座ってても怒られるビシッと座り続けるわけですよ)。

 夕方6時ごろに待ち合わせした場所に戻されるので、服を着替えて解散。

 ・・・・・という流れでした。

 なお日当はその時38000円(今はぜったいそんなに高額じゃないし、この金額は「いつでも歓迎する!」という意味を含んだ金額だと思います)。

 

 ・・・・とまあ、色々ありましたw
 まだまだあるのですが、ちょっと書くには・・ねぇ・・・というものもありますので、そちらは控えます。

 信じるか信じないかは貴方次第! なんちゃって・・・・
 なお全部20年以上前の話ですので時効ですよ時効・・・。

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