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#18 FDCチャリティで大会を開催 下編

上編・中編の続きです(まだ読んでない方は先にこちらをお読みください)

いざ配信が始まったらトラブルだらけ

満を持して配信をとまではいきませんでしたが、準備に準びをし当日を迎えたのですが、開始からトラブルの連続。なかなか配信が始まらず、準備中が30分くらい続く放送事故に。なぜか音声が出ない。なぜか映像が切り替わらない。トラブル続きでした。そこは高校生が行うことなのでご愛嬌と行きたいところでしたが、そうも言ってられない状況に。焦りもありましたが、ゆっっけさんのリードにより無事配信することができました。

大会結果は

残念ながら1チームが当日人数が集まらず辞退となりましたが、全国の競合チームによる試合はとてもレベルが高く一戦一戦均衡した戦いが繰り広げられました。静岡県の飛龍高校HESTは今回2チーム参加していただきました。当初の目的ベスト8・ベスト16の対象チームはHEST2だったのですが、HEST1も出場したいとのことで、そこは以前からの繋がりもありましたし、イベント要素があるので快諾しました。HEST1は第5回全国高校eスポーツ選手権で第3位に入った実力校です。優勝候補筆頭HEST1。妥当飛龍という構図も大会を盛り上げてくれました。

総当たりとなり、引き分けを採用したことにより実現した戦い。ベスト8対決やベスト16対決。格上の対戦など見どころ満載の試合となり、改めてこういう大会の意義を感じました。

結果は、本命飛龍高校HEST1がやはり強く総合ポイント1位で優勝。2位は不二越工業高校KFTM、3位は開催校である立正大淞南高校SHONAN GEEK JAMでした。実は、不二越工業高校の配信試合が直前の辞退などにより消えてしまいました。心からお詫びをします。2位から4位は1ポイント差ということで非常に面白い結果となりました。

FDCチャリティを通して

今回は大会を開催しましたが、一番はチャリティになっているということです。島根県の例で言えば松江市緑ヶ丘養護学校へ寄付が行われることになりました。自分たちの「好き」が誰かのためになる。部員にこの大会を通して言い続けたことの一つに、eスポーツを通して誰かのためになる。ということです。自分たちは大好きなeスポーツをする。それを配信する。企業は寄付をする。それが自分たちとは直接関係のない誰かの役に立つ。という3方どころか5方良しとなったのがFDCチャリティでした。偶然が重なった結果なのでこのような企画ができることは容易ではないと思いますが、このような企画をしてくれたDelta esports島根県eスポーツ連合JARLのゆっっけさんまじでさん、高校生でお手伝いをしてくれたしょこたくん、全く経験もなく突然の誘いに乗ってくださった各高校eスポーツ部の皆様に感謝申し上げます。そしてたくさんの寄付が集まっていると聞いています。寄付してくださった企業や皆様に対しましてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

さいごに

高校のeスポーツ部顧問が主催する大会を全国規模で開催できたことは、大きな一歩だと思います。サッカーでは選手権やインターハイの他に○○カップという企業や先生方が作った大会が多く存在するといいます。今後そのような大会を開催することが必要であり、プレミアリーグやプリンスリーグ、県リーグなどのリーグ戦も開催してほしいと思います。(したいという気持ちの方が強いです。)そこで1番の課題は、タイトルです。今回はロケットリーグ というタイトルで大会を開催しましたが、eスポーツのタイトルは、陸上競技でいう専門分野みたいなもので、短距離専門の大会、跳躍専門の大会といったような競技ごとに大会が行われているのが現状だと思います。顧問の先生や学校の「eスポーツ」に対する考え方も様々で、方向性が定まっていないのも課題だと感じています。良い点とあやふやな点を整理し、高校生にとって有意義な活動にしていきたいと思っています。

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