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ずっと花一匁でいいのに

最近、ずっと真夜中でいいのに。の花一匁(はないちもんめ)という曲に大ハマりしている。

ずとまよの世界観や曲調がずっと大好きで、11月に初めてライブに参加する。それをモチベーションに卒論を書き進めたいのだが、一向に進まない。本音を言えば、卒業も就職もしたくない。
ずっと大学生でいいのに。と何度思ったか分からない。

振り返ると、中学生のころに花一匁をしたことがあった。クラスの男女10人ほどで昼休みにはしゃいだ記憶が微かにある。その時、花一匁を初めてしたのだが、正直あまり好きではなかった。
じゃんけんで勝ったチームが、負けたチームから一人指名して自分のチームに加えるゲームだったと思うが、ゲーム中に自分の存在が周りに認識されているのか不安を抱えていた。私は、クラスでは影が薄く、存在感がないという自覚があった。担任に名前を憶えられているか常に心配であったし、担任ではない先生の授業時は名前を憶えられていないと感じる出来事がいくつもあり、その度、授業中は内容が頭に入ってこず、気づいたら授業が終わっていることもあった。そのくらい人に名前を憶えられていなかった。影が薄くても活躍していた、黒子のバスケの黒子テツヤにずっと憧れていた。

そのため、花一匁をしている際に、自分の名前が相手チームに呼ばれるだけで安堵し、勝ち負けなどどうでもよかった。それ以降、花一匁をしていないが、勝負よりも自分の存在が認識されているか不安になるため、あまり好ききにはなれなかった。

花一匁を聞いて、こんなことを思い出した一日だった。私は好きになったら、同じ曲を聞き続けるので、当分はこの大好きな曲が鼓膜を揺らすだろう。明日は、友人とドライブの予定があり、一日中、花一匁を聞きながら車を走らす予定だ。そうしたら友人にこう言われるはずだ。
違う曲にしようよ

終わり




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