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大河アニメ第5期!キングダム第8話感想


「一瞬の出来事」


#466「李牧級の男」途中から ☆丘の下で戦が動く頃、中腹でも異変が起こっていた。


 突如現れたゼノウ一家が紀彗隊の中を爆走していた!! 何重にも守りを固めていたがそれでも止められない。
 ゼノウ一家の圧倒的な武力もあったが、本陣を守るべく固めていた布陣に対してゼノウ一家は本陣に目もくれずに斜めに横切ったせいであった。

 それに困惑したのは兵達だけでなく紀彗も言葉を失うほどに同様であったが、その狙いに気付いた時には戦慄する。

 ゼノウ一家の標的は丘を降りていた総大将・慶舎だったからだ!!! 慶舎の反応はともかく、麾下の隊は背後に来た新手の敵に素早く対処する。

 彼らは素早く転進して間隔を詰めて迎撃する。先頭を潰せば敵の足は止まると至極もっともに鼓舞して戦うが…。 
 ゼノウ一家は強かった。文字通りに獣になって慶舎隊を屠っていく。猛攻は止まらない。

 そして、反対側に布陣する金毛にも急報が来た。 幕僚たちは攻めていた慶舎様がなぜ襲われているのかと動揺する。
 ひとり金毛だけはおそらく慶舎様は嵌められたのだと真相に触れる。 理由を問う幕僚たち。

 金毛は以前に李牧様から言われていたことを思い出す。

李牧曰く、

  • 慶舎を討つのは自分でも至難の技。

  • それは慶舎が常に張り巡らせているアミの中で相手の失敗を待つから。 

  • 彼を討つには彼をアミの中から出さないといけない。 

  • 慶舎がアミの外に出たら、いくら慶舎と雖も討たれる恐れがある。それを胸に止めておきなさい。

 李牧の言葉を思い出した金毛は冷や汗をかく。 恐らく慶舎様は今、網の外にいると。桓騎にまんまと誘い出された。
 三日目の丘の陣取りの好機に奴が動かなかったのは悪フザケなどではなく、あれは…慶舎様の首を狙う「仕掛け」だったのだ!

 金毛は呪詛するように心中で桓騎に吼える。おのれ、貴様は元野党如きの分際で李牧様級の戦術の目を持つというのかと。

( ̄┰ ̄*)違うんだなぁ。それが

 嵌められた屈辱に顔をゆがめつつも金毛は主を助けんと、後軍に慶舎の救援に向かわせようとする。
 その時、前方の敵が動く。摩論隊が金毛隊に戦いを挑んできた。当然、桓騎の策以外何物でもなかった。 金毛は動けない。

 丘の下では兵がお逃げくださいと叫ぶほどの危機が慶舎に迫ってきた。 片手で敵兵の頭蓋を潰しながら、もう片方の手で慶舎隊を潰しているゼノウ本人が慶舎の眼前にまで近づく。慶舎は凝視している。 

#467「狩られる側の風景」 ☆戦場の一寸先は闇――。

 慶舎、大ピンチ! 後ろからゼノウ一家に攻撃され、慶舎隊は完全に窮地に陥った。部下たちは慶舎を逃がそうとするが、既にゼノウ一家に囲まれていた。自分たちは飛信隊を狩っていた筈なのに、一瞬で逆に自分たちが狩られているのだった。

 秦軍本陣からでもその様子が分かる。リン玉はゼノウ一家に包囲された、しかも慶舎のヤロォは主力を飛信隊分断に出しちまったのも裏目に出たと勝ちを確信、笑う。 しかし、桓騎はそれも計算通りだと言う。飛信隊に食い込ませればその場から動けない事もお頭の作戦範囲内であることにリン玉は驚く。 
 作戦が図に当たった桓騎は笑う。しっかりと目に焼き付けて死ね、それが狩られる奴の見る景色だと敵将・慶舎に宣告する。 それが今将に慶舎の眼に映る死の景色だった。。。

     ――――――その頃の離眼城。。。。――――――
 子供たちが自分の母親から趙軍が黒羊で敗れそうになったと聞かされ、狼狽えていた。
 子供たちは慈老先生に泣きそうになりながら不安で騒ぐ。

 子供たちに問われた先生は騒ぐなと叱った後、紀彗様は出陣前にお前たちになんと伝えたかと問い返す。 
 子供たちは“強くあれ”と全員が答える。先生たちは紀彗様の力を信じよと励ます。

 離眼の悲劇以来、紀彗様は全てをかけて離眼の父として我々のために戦ってくださっている、あの時の血の涙の誓いの通りに…。
 先生は大丈夫じゃと再度、励ます。今の離眼の父は誰よりも強い、紀彗様は必ず黒羊で敵を食い止めて下さる!! と。


 離眼の父・紀彗がゼノウ一家に攻撃する!! 弓矢の雨を降らせてから騎馬隊でゼノウ一家に突撃する。
 しかし、ゼノウ一家の面子は離眼兵を逆に蹴散らす。

 個の力は向こうが上と見た紀彗は士気で大きく上回るしかないと奮戦を決意する。
 慶舎を救うべく紀彗はゼノウに向かう。だが、待てと慶舎隊の兵が言う間に、ゼノウの一撃が紀彗を吹っ飛ばす。

 強烈な一撃を食らった紀彗だが、かろうじて手綱を絞り落馬を防いだ。  これほどの暴力、こんな獣の如き輩だからこそ何があっても黒羊を抜かせるわけにはいかんのだと紀彗は離眼兵たちに檄を飛ばす。

 城主に悲愴の檄を受けた離眼兵は猛烈にゼノウ一家を叩きだす。 紀彗は慶舎様の脱出のために踏ん張ろうとするが…。

 紀彗の咆哮に桓騎は眉をひそめた。それが趙軍敗北に待ったをかける芽になりうると感じる。
 しかし、戦局眼を持つのは桓騎だけではなかった。

 紀彗の秘めたる力に最初に気付いた黒桜は即座に動く。 慶舎の首はゼノウに任せ、我々は敵の母体を叩き潰してこの黒羊戦の完全勝利を手にすると黒桜は全軍に命じる。
 将・紀彗が不在となった丘の右半分を奪うべく、黒桜軍を前面へ突撃させた。

 o((⊙﹏⊙))o.合従軍の時も飛信隊が背後を突かれなかったのは李白の追撃が迅速でなかったことと麃公将軍がにらみを利かせていたからだったからね。

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