マガジンのカバー画像

3
街への思いと、街での出会いについて。
運営しているクリエイター

記事一覧

上京三年目、燻んだnoveltyそり立つ街を歩く

燻んだnovelty #1

私は街が好きです。 都会は高層ビルの樹林。その樹の隙間を縫うようにして人が行き交う。道ですれ違う人各々が何か思って生きているのだろうと街は感じさせる。それは街が人と人との交差点として機能している証だといつも思う。 街というこの字を書けば、誰もが都会を想起する。町と街の違いは田舎にあるマチか、都会にあるマチかの違いだと遠く昔からなんとなく私の中では一つの常識として認識していた。(どうしてだろう?そう教わったのか、その用法から意味を推測したのか?) その違いをもう少し深く調

燻んだnovelty #2

#1はこちら。町と街とマチの捉え方とそれに対する私の思いについて。 少し前、こんなつぶやきをした。 novelty。真新しさ。 知らない物や人、理解が追いつかない価値観や態度との直面。その度私という存在が外の世界へ晒し出される。引き摺り出される。外の世界の波に私は削られ、洗われ、磨かれ、自己を私は形成しその形を理解していく。街はそんな自己を変えるnovelty に溢れていて、人生においていくつかの価値ある愛すべき体験をもたらす。 そんな理想を描いて私は街に来た。何か目