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SEKAI NO OWARI の Habitの歌詞が深い

SEKAI NO OWARIの「Habit」という楽曲から中略しながら引用する。

「君たちったら 何でもかんでも 分類、区別、ジャンル分けしたがる」
「持ってるヤツとモテないなとか」
「ちゃんとやるヤツとヤッてないヤツとか」
「君らは分類しないとどうにも落ち着かない」
「気付かない本能の外側を覗いていかない?」
「つまり それは そんな シンプルじゃない」
「もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ」
「ただその習性に喰われないで」
「そんなHabit捨てる度 見えてくる君の価値」
「自分で自分を分類するなよ」
「壊して見せろよ そのBad Habit」

※補足   habit・・・習慣、習性、癖、傾向などを意味する英単語



 私の理解では、セカオワさんが伝えたいメッセージはこんな感じだ。
 人間はあらゆるものを「分類」する習性(habit)がある。だが、何でもかんでも二つに「分類」できるわけではない。どんなことにも、多様な側面がある。しかし、人間はその不明瞭で曖昧なものを、簡単な図式に「分類」することで、その不明瞭な何かをわかった気になっている。そして、その分類習性(habit)をダメな方向に使っている。具体的には、自分自身を悪く「分類」し、「自分の価値」を低く見てしまっている。だから、その「分類」したがる悪い習慣(bad habit)をやめてしまえ。そうすれば、本当の自分の価値が見えてくるはずだ。


 この楽曲は非常にリズミカルで聴き心地がよい。また、キャッチーなダンスも相俟って、一世を風靡した。多くの人は、歌詞の意味を深く読み込むことなく、表面的な部分だけを受け取ったと思う。しかし、よくよく歌詞を読んでみると、曲の深みがより味わえる。

 たまには、皆が聴いているヒットソングの歌詞を検索して、文字でゆっくり読んでみる。すると、楽曲の違う表情が見えてくる。

 

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